人狼議事

30 ─今夜、薔薇の木の下で。


【人】 掃除夫 ラルフ

[自ら詰める一歩よりも、ディーンからの一歩が重く感じられると思う。身を遠ざけかけて、ラルフは其処に留まり。ディーンの言葉に耳を傾ける。
 まず返ってくるのは、選択に対する躊躇の無い言葉。燃やすと言う選択にやはり眉をひそめてしまうのは、ディーンの生命を案じるだけではなく。ラルフが、セシルの内に蒼薔薇の見ていた世界を視た所為かもしれない。]

薔薇の木は物質だから、燃えれば灰になるけれど。

呪い──身体に傷として具現するあの茨と毒棘は、
あの蒼薔薇が、見詰め続けて来たものの所為で実体化した
……なんて言うんだろう。
願い、欲望、ただドロドロとして気持ちの悪いだけの何か。
逢引の森に澱んだ情念なのか、な。

かつては美しいものもあったのかもしれない。

(129) 2010/09/09(Thu) 19時頃

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