[こんな分かりやすい拒絶の仕方、いつもの事だろうに。
わざわざ口に出された確認めいた言葉>>111。自分に何か返してほしいのか、何か思ってほしいのか、それともただ口にしただけなのか。
どれにしたって今更にも程がある。
目尻に残った水分を雑な動きで拭い取った。]
…、じゃあ今死んでよ。
そしたらすぐに追いかけてやるから。
[つられてこっちまで溜息が出る。
嫌だなんてそんな主張だけ押し付けられても、自分にだってどうしようもない。
嫌だと言った所でどうにもならない事があるのを充分な程学んだから。
溜息ついでに告げた言葉には戯れも、呆れも、怒りも、そうゆうのが全部少しずつごちゃ混ぜになった末にやけに淡々とした響きになった。
どうせ出来ないだろ。多分求められている事も、そういう事ではないだろうから。
それでもそこまでしてくれたんなら。惰性で続けた時間の区切りをつける程度の認識でしかないから、冗談にも本気にもしてやれるんだけど。
結局これも、突き詰めれば内包してるのは、自分の為に何かしてほしいなんていう、子供の甘えに過ぎない。]
(125) 2014/06/28(Sat) 22時半頃