人狼議事

196 【飛入歓迎】秋のすずなりの男子高校生村


【人】 調律師 ミケ

― 回想・放送室 ―

[清掃開始を知らせる放送をするために喉の調子を確かめてからマイクの電源を入れ、口を開く。]

さあ諸君ら、準備は良いか?放送を担当する神鬼・K・快斗だ。
この鈴鳴高校を美しく保つ為に協力してもらおうか!
塵ひとつない、曇りなき我らが学び舎のために、
我々は一丸となって日々弛まない尽力をし……

『ミケ、やめろ!また無効票の山を作る気か!』

[マイクの前で、ぐぐ、と拳を握り締めて熱く語った頃合いで先輩からのストップが掛かる。前回同じ様に放送を行った結果、たまたま生徒会選挙の時期だったのもあり立候補してもいないのに票が集まったという事件があるからだ。
専用の挨拶文があるだろうとアナウンス文を手渡されたが、その紙から目を逸らす。]

(そんな格式ばった口調、恥ずかしいじゃないか…)

[口にしたらお前が言うなと言われそうな言葉を飲み込んで。
人知れず同様のやり取りが数回行われた後、神鬼には業務的な放送をさせない方が良い、という満場一致の結論に至ったことは知る人ぞ知るエピソードだった。**]

(125) 2014/10/01(Wed) 17時頃

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