[案の定ラルクがそこにいた。ラルクは黒い塊>>121に火を灯してぼんやりとしており、何処かそうだな…落ち込んでいるように見えた。]
…僕なんかが相談に乗っても良い感じかな?
[親愛たるヤニクの大切な人が困っている。こんな時に僕が相談に乗れないでどうするんだろ。僕は一人頷くとそーっとそーっとラルクに近寄った。]
やあ、ラルク。
…お疲れ様な感じ?
[「やっぱり駄目かあ」という声が聞こえたから何かに挑戦していたのかな。僕は彼の横にちょこんと座るとニコッと微笑んだ。ラルクはラルクで僕の登場に驚いた様子で「ヤニクはどうしたの?」と聞いてきたので「はぐれたんだよねぇ」とさらり嘘を吐く…ヤニク、多分僕を嘘に利用したね?]
飴玉、いる?
[少し大きめの真ん丸の飴玉を彼の顔の目の前に持って行く。されば彼は目を丸くしたか。飴玉を受け取って暫くそれをジッと見れば僕の顔を見返して。]
ん?舐めて良いよ?
それとも、その飴玉がどうかした?
[彼が何かを掴んだような表情をした気がした。]
(124) 2014/05/16(Fri) 21時頃