少なくとも私には、そう見えたよ。
白石さんの方は判らないけど……
[ぽつりと漏らした倉田>>113に、今度はどちらからの好意か判るようにしっかり伝える。あの一芝居の時に辛そうにしていた様子、
あれは明らかに嫉妬が含まれていたものに思えたのだ。
その後の、白石からの好意を示す行為――
甲斐田と倉田の距離を縮めるような事をした影木に対する憤怒は見ていないのだ、彼女に判る筈がない]
好きって何だろう、かあ。
やっぱり、人それぞれなんだと私は思ってる。
[本を読めばふわふわと心が浮かぶようだとか、胸が締め付けられるとか、他に様々な表現をされている。
だが実際に自分が受けたものは、重たい泥のように自分にまとわりつくものや、はた迷惑な押し売りじみた物。
それも愛だと言うのなら、なにが本当なのか。答えは出ていなかった]
(120) 2014/03/19(Wed) 00時半頃