[リーの家がいつ壊れてもおかしくないような口ぶりなのには、どれが家なのかをそもそも知らないハナとしてはなにも言えることはなく。
幽霊になってみたいとかいいだしたリーに首をかしげた]
化けてでたら神父様にお祓いしてもらわないと……
[あんまり幽霊だとかは信じていないけど。
それでも、化けてでてきたのはみたくないなあと思う。
ちゃんと天に昇っていけばいいと、神父様に頼むと素直に思った。
普通であることに感心したように聞こえる声に、いや、普通だし、と首をかしげるのはやはりハナにとってはわからない生活だからだろう]
うん、リーは変で興味深い。
[わからないから観察していて飽きないとまじめに頷いた。
子ども扱いされるようなほめ方は、ほかの人たちで慣れているからあきらめたようなため息一つ]
任された。
仕事はなんかしないと落ち着かない。
(118) 2014/08/09(Sat) 02時頃