[目の前で手を振ったがどうやら外出に気付いていないらしかった。>>110 それ程までに自分との会話に集中してるのかと思えば嬉しくもあり。
しばらくしてヴェスパタインが出掛けたことに気付き大いに慌てるヤニクを見て、またすぐに会えるのにと呟いた。]
だって白って綺麗な色だし。炭火が焼ける時の色、太陽の色。雪の白は…寒いの苦手だから部屋から見る分には好き。
赤も好きだし白も好きだな。汚れやすいのが難点だけど。
[駄目だった?なんて言いながら唖然とする彼に畳み掛けるように言葉を並び立てる。]
そうかなあ。短くても似合うのかな。
[鏡がないので分からないが、彼が言うならそうなのだろうか。そんなぼんやりとしたやり取りのせいもあり、桜の話には酷く驚いた。宥めるように肩に当てられた手に気を落ち着ける前に吹き出され、ヘソを曲げて唇を尖らせた。]
うー…ヤニクさん酷い。僕がまだ若いからからかったんでしょ。
[凄いなと褒められても何が凄いのか全く分からずごしごしと目を擦って涙を拭った。完全には拭い切れず、頬を中途半端に雫が伝う。でも盛大に笑う彼に釣られて笑みを溢した。]
(114) 2014/05/11(Sun) 22時半頃