[ 香月の存在に気がつくと同時に、 周囲に人が集まり始めていたことにも気づく。>>102] ……。[ 無駄だとはわかっているのだが、どうしても人の多い場所は苦手で。 なんとかして辰次の影に隠れようとする。] ……、……。[ 香月に声をかけられれば、>>108 辰次の背後でおずおずと会釈する。 気がつけば無意識のうちに左肩をさすっていた。 香月が特別、嫌いなわけではない。 というより特別縁があったわけでもなく、たまに村のどこかで会ったときに挨拶するくらいだったが。 ただ、そのときに彼のあの目で見られるとぞわ、と左肩のあたりが粟立つような感覚を覚える。 それが、どうにも苦手だった。 妙案は出たかい?と首を傾げられれば、一瞬戸惑ったあとふるふると首を横に降った*]
(111) 2016/04/24(Sun) 00時半頃
sol・la
ななころび
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