[確かにそれを、それだけを伝えれば遠くから足音が聞こえる。――…誰の足音か。見ずとも、聞かずとも、分かる。時間が、来てしまったのだと。シーシャは涙を拭って、蝶の翅から身を離す。けれど、くすんだ蘇芳色は黒々とした瞳を見つめたままで。] 君が忘れる日が来ても、俺は君を忘れない。 俺の瞳に咲く最後の花が君であるように。 ――…けれど、君の瞳に花咲く日。 願わくはそれが俺の姿ではないことを。[それは歌にならない詩(うた)だった。掠れ声で囁くそれは蒼い翅の少女にだけ届いていればいい。…意味が分からなかったとしても、聞こえていれば、いい。言葉を終えればシーシャはその場に佇む蒼い翅を凝視する。目の中に留めておこうとするように。忘れないでいるように。**]
(108) 2015/06/14(Sun) 14時半頃
sol・la
ななころび
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