―食堂―
この匂いはー……鯖の味噌煮ー!?
[さすがに金ダライは持ち歩けないが、すっかり気に入った氷嚢を頭に乗せたまま夕食へ。そして食事のメニューに顔を輝かせた]
うわー、やっぱりここって天国かもー。
鯖の味噌煮、食べたかったんだー。
自分で作ってもー、お店で食べてもー、どうしてもこの味にならなくてー……?
[ご機嫌で言った自分の台詞にきょとんとして首を傾げる。
自分で作ったり、お店で食べたり?そんなこと、するわけがない。
三食、この食堂で食事をしているのだし、そもそも自分で料理をしようなんて発想はないし]
…………あれー……?
[不思議そうに首を傾げながら、椅子に座る。
もちろん鯖の味噌煮は一番最後まで大事にとっておいて、のたのたと食事した。
そして大事な鯖の味噌煮をベネットに奪われてしまったりしたかもしれない]
(105) 2011/08/28(Sun) 20時半頃