[――男二人で茶屋というのもどうなのだろうか。
席に着いてからそう考えたけれど、今更どうする事も出来ず。注文は彼に任せると言えば、返って来た答え>>102に視線を上げ。
向かった彼のする、少しだけ残念そうな表情には、内心首を傾げつつ]
……おや、気が合いますね。
僕も甘い物は苦手なんです。遠慮しておきましょう。
[もし彼が甘味を口にするのなら、付き合いで少しくらい食べた方が良いかと思ったものの。彼も苦手とあらば、そんな事をする必要も無い。返す口調にはほんの少しの安堵を乗せて。
紅茶の話題が出れば、彼はお茶が好きなのだろうかと当たりをつけた。先に薬師がお茶でも良いと言った時も、何やら頬を緩めていた様だし]
嗚呼、紅茶の事ですね。
故国から幾らか持って来ているので、お分けしましょうか。
[故国の物へと興味を持たれたれば、少しだけ口の端を上げる。此方のお茶よりずっと美味しいですよ、という言葉はどうにか飲み込んだ。自国の物を下に見られて嬉しいわけがない]
(103) 2015/01/23(Fri) 17時頃