花を前にしてわたしの口は嘘をいうほど枯れていませんよ
それに、とてもいい……
焼けていない肌も、下着に包まれた胸も
刺繍の花がとても栄えてみえます
[>>94逃げる要素なんてどこにもない。そう告げるようにアランの口からは櫻子の身を誉める言葉が立ち並ぶ。その言葉の全てが嘘ではなく本当に思っていることは次の瞬間にアランの手が下着ごしに胸を揉み始めたことで明らかになるだろう。我慢しきれない思いが指を動かし櫻子の胸の形を変えるように動いていく]
離れませんよ、ほら手も握りましょう
[伸びてくる櫻子の左手を右手で迎え指を絡めて握りあう。アランは小さく苦笑を浮かべた]
ああ、こうしてしまうと脱がしにくいですね
利き手が繋がってしまったから……サクラコさん
わたしの右手のかわりに、ほら、自分で脱いで、見せてください
[いいでしょう?とでもいうように、妖艶に微笑み弧を描く唇にキスをした*]
(96) 2017/07/30(Sun) 23時半頃