―回想・夜の食堂で―
[ヘクターの「いただきまっす!!」>>86を聞いてからも、すぐには箸に手をつけない。
鯖の味噌煮>>77、きゅうりの浅漬け>>82、ご飯、とざっくりとメニューをメモしていく。
これも、後でファイル>>1:81する選手の健康管理の一環で……なんて思ってから、今の状況で本当に必要なのかと、メモする手がふと止まる。
テツがここにいたとして、部員以外に退部の旨が伝わっていない>>1:53以上、表だってみんなの前で、引きとめにかかることはしないけれど。
彼が本気で戻ってくる気がないのなら、こんなメモは意味がない]
『下ごしらえは個別に。後に大鍋でいっぺんに煮込むことによって、臭みをとばしつつ、旨みを逃さない工夫がこらされていると思われる』
[やけくそ気味に記した、まるで料理本に載せる様な一文。
ペンを箸に持ち替えて、遅まきの「いただきます」。
ベネットが部員だったら食管理なんて無理だろうな>>86などと思いつつ食事を終え。
後片付けを終えたならば、飲み物でも冷やせるようにクーラーボックスを、もしタライが見つかっていた>>43>>68なら、折り返しで水を張ったそれも持って、中庭に向かったことだろう]
(93) 2011/08/28(Sun) 19時頃