…?ん。ブローリン君の。
彼がああだということは、君もきっとただの猿ではないのだろうね。
[カウンターにやってきた、見慣れた猿の姿>>73にそんなことを考えるだけの余裕は戻った。ゆらゆら揺れて何かのポーズをとる姿に手を振ってみたり。
よく考えれば普通の猿の振る舞いではなかったんじゃないかとかそんなことを考えられるのも今だからだよなとか、いろいろ考えていると。
いまだ猿が彼自身であることは、もちろん知らない。]
…それは?
[そして猿君が透明な瓶をもってふらふら戻ってきた。
ラベルのないその瓶の中身は…やはり酒だろうか。
何をもってきてくれたのかは知らないが、どうやら人ならざるモノたちの世界とつながっているらしいこの店で、ラベルがない酒と思しきものを見れば。]
ホレーショ―、グラスをもらえるかな?
[未知の味、知らない味を試すのは、好きだから。
好奇心に誘われるがままに替えのグラスを店主に求めた。]
(93) sumizome 2015/08/14(Fri) 01時頃