人狼議事

246 朱桜散華


【人】 手妻師 華月斎


 ……嗚呼、    そういうことかよ。

[水を汲む気にもなれず、杓子を投げ捨てる。
 木と木がぶつかる音が不穏に響き、水桶の水面は乱れた波紋を描いている。

 今宵は吹き込む風がいやに生暖かいとは思っていた。
 いつ“それ”を察知する覚悟もあった。
 毎年、祭りが近づくにつれ、高台から咲かずの桜を眺める日が増えるのも、過去幾度か橘を苛んだ業の血が再び囁き出すのを警戒してのことだったのだが]
 
 ……っ、くそ。

[眠りは深い方で、浅いまどろみの中で見た夢すらも、
 朝になれば呆れるほどすっきりと忘れている己が、
 今日に限っては夢に出てきた者の顔すらも明瞭に記憶している。
                       つまりそれは、予兆。]

(87) 2016/04/23(Sat) 23時半頃

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