[私は『宇宙怪獣』で『宇宙の掃除屋』。
この商売を始めて、仕事があれば、いろんな星域へ出向き、宇宙に漂うゴミを喰らっていった。
ある時は宇宙ZOOの星の見習い忍者。例えば宇宙温泉星のしがない陶芸家。またある時は炬燵星の炬燵農家、またあるいは宇宙農家星のバスの車掌、あるいは宇宙刑務所の吸血姫やら白銀の月…
そんな彼らと話をしたこともあった…。
そんな旅で出会った彼らとの思い出をこの緑色の氷の『航海日誌』に込めて、その『日誌』をクジラの『潮』…いやクジラの『記憶』に融かせば、記憶が『虹』となって、クジラの『記憶』の一部となる一杯。
これがワタシからクジラに渡したい、『幻の一杯』
それぞれの旅の話を肴に飲み明かしたいなあと思える
『幻の一杯』。
これが『ほしの またたく ぎんが に かかる にじ』に対する私の答え。]
(86) 龍全 2024/02/24(Sat) 21時半頃