(…あ、なんか分かった)
[ふ、と腑に落ちた。
自分は十分に愛されている自覚があるから、愛に飢えないし、欲しがらない。
だからさみしいという感情が育って来なかったのだろう。
可愛がってくれた前大工棟梁が亡くなった時も、友人が島を出てゆく時も、見送った何人かの人々を思い出してもこの胸を埋めるのはさみしさではなく、いつでも温かい。愛された記憶と、愛した記憶。
それが常に自分を埋めるから、喪失感に苛まれない。
自分は本当の意味で独りになったことがないのだ。
>>79はにかむモニカを見て、目を細める。──この瞬間の彼女の笑顔も記憶として残り、いつまでも自分を温めるのだ]
うん、かわいいモニカが居てよかったわ、本当に
ブローリンもそう思うだろ?
じゃあモニカのリュックに入れさせてもらおう、あんがとな
[モニカに近付いて、その頭に積もった雪を払う。今度は払っただけだから縮まないぞ、と軽く言葉を掛けながら。摘んでは、入れる。片手での作業だから二人より効率は悪いだろうけれど]
(82) 2013/12/21(Sat) 01時半頃