[そう、笑顔で目を輝かせて信じてしまったのだ。校長は雪隠れ忍者の末裔なのだと――。
次のスキー合宿までの、丸一年の間。
昨年のスキー合宿。またしても立派な雪だるまとになった校長の姿を目にしたあの時。>>63
同じく傍に居て目撃してしまった御田先生の腕を引っ張り。]
校長ってまだあの修行続けてるんだ?
[――と言ってしまった、間抜けな自分を殴りたい。というか、恥ずかしすぎて埋まりたい。
一年越しに気づいた真実に必死に誤魔化そうとしたが、あの御田先生が誤魔化されてくれたかどうか。
奇しくも雪だるま忍者の存在を空耳した進>>0:254の頭を小突いた時は、そういった思い出も蘇り苦々しさが顔に出ていたかもしれない。
恥ずかしさでいっぱいいっぱいだった為、昨年の雪だるま忍者が原因でサルに注意の看板が出来た顛末までは、知る由もなかった。]*
(74) 2014/02/13(Thu) 21時頃