[死にたい…。そう思っても、言わないといけない気がした。両手をついて、懇願する体勢で…]
…お願いです。好きって彼に伝えてあげてっ…
彼は…ミナカタ様は…貴女を好きになって、貴女を…心に決めた人に…したんです。
部外者の私なんかが…言える資格なんか…ないけど…
私には、貴女が…サイモン様とミナカタ様の間で激しく揺れて…悩んでいるように…見えます…
せめて、…貴女の言葉で…伝えてあげて…下さい。
貴女の心に思っている、…その気持ちを…彼に。
言葉にしないと…伝わらないんです…彼にも…
貴女自信にも…
[クラリッサは自分の紡いだ拙い言葉は、果たして真琴に届いただろうか。自分なんかが意見するなんて、おこがましいっ。ミナカタが真琴が、悲しそうな姿を見るのは堪えられなかった。そう思うと、涙が止まらなかった。絨毯にポツポツと涙の跡が増えていった。]
(70) アリス 2013/06/21(Fri) 08時頃