暗がりであれば必要以上の注意がいるということでしょう。
[ある程度予測>>59していたため、突き飛ばされてもこけるような醜態をさらすことはなかった。
その際に手をついた箇所で、カチリと音が鳴れば、二階の窓にシャッターがかかり電気も点灯しただろう。澄まし顔に戻って振り返れば未だ涙の痕が残るものの、常の堂々たるお嬢様の姿があられる]
有難いお言葉にございます。ですがお嬢様の傍にいることこそ私にとって最大の幸せ。それ以上の褒美をいただくのは少々贅沢に過ぎてしまいます。
…ですが、あえて希望を申し上げるのでしたら…
[そこまでいって、困り顔で言葉を閉ざしてしまったお嬢様>>60にすっと近づいて]
失礼いたします。
[涙の痕を隠すようにポーチから化粧道具をだして]
…私以外のかたには取るべき礼はとってくださいね。
[大きな声で、誤魔化されることはなかったがさりとて気にするといった態でもない、いつもの澄まし顔でいって、涙の痕をうまく化粧で隠し終えたところで、またいつものように傍らで控えるように距離を取った]
(67) 2014/03/06(Thu) 23時半頃