人狼議事

30 ─今夜、薔薇の木の下で。


【人】 会計士 ディーン

― 夢の世界で ―

[風でなく、互いの動作に揺れる似た色合いの髪。
他者から見て表面上受ける印象が正反対であろう二人は、実際は似ている部分もあるということは、今回の件で互いに知れたこと。

――……しかし、似ていて異なる髪の色と重なり、すべてが《同じ》ということはない。]

 何故、と謂われてもな……―――。

[例えば、今怯える子犬のような水色の眸に対して、紫は困惑の色が濃い。]

 此処に来てしまったのは、やむ終えない部分もある。
 それに対して遅すぎると謂われるのは、癪だ。
 私は、最善を尽くしたつもりだからな。

[むっつりと表面上の真実を謂う。
蒼薔薇の呪いの終わりの為に、此処に来ざる得なかった部分があるというのは確かなことであった。
拳が掠め薄く紅に腫れた頬が、言の葉を紡ぐ度にヒリリと痛む。
表面上でない理由が、その痛みに拍車をかけるようであった。]

(64) mitsurou 2010/09/12(Sun) 21時半頃

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