―???―
[騎士の報告通り、そこに彼女はいた。
手を軽く挙げれば、静かに頷いて、扉を抑えるように…。]
……俺1人でやる……お前らは手を出すな。
[それだけ呟いて2人の騎士は見守るだけで。]
ピッパ・リシュカ……国家転覆罪で、亡きラルフ王子に変わり…貴様を討つ…!
……余計な言葉は聞かん…。
せめてもの情けだ、騎士らしく逝け。
[そう告げられれば、流石の彼女もなにが起きているのか理解は出来ないだろう。
だから理解できるように、静かに後ろの騎士の1人を見つめ…。]
君の言う通り…俺は少し盲目的に君を信用し過ぎたようだ。
そこにいる騎士ズリエルより報告を受けた……あの日、女騎士達が襲われた時、その犯人は紛れもない君だったと……。
[2人のうち、1人は種無し、当然その言葉に目を丸め3人の姿を見比べるだろう。]
(57) 2013/02/23(Sat) 20時頃