人狼議事

30 ─今夜、薔薇の木の下で。


【人】 執事見習い ロビン

―数日後、医務室―
[膝に置いていた本から目を上げて、ぼんやりと窓の外を眺める。
ベッドの上から見た空は相変わらずの晴天で、憎たらしいほど青いけれど、それでも朝夕は段々涼しくなってきた。
もうすぐ夏が終わって――皆が帰って来る。
胸のあたりに鉛のように重苦しさが溜まってきて、ふうと溜息をついた。

身体が治るまではと深く考えるのを先送りにしてしてきたけれど、そうしたらいったいどうすればいいのだろう。
どんな顔をして皆と会えば良いのか、はずっと先輩たちにも感じていた。
今でもこの部屋のこのベッドの上でサイラスたちにされたこと――自分のしたことを考えると身体が熱くなって、そんな己自身に居た堪れなくなって、発作的に飛び出したくなる。

逃げ出さないのは、単純に起きて駆け出せるほどの体力がなかったのと、そのことを誰にも――事情を知っている人間にでさえ――知られたくなかったから。
それとやっぱり……自分を痛めつける自虐的な快感が無いといったら嘘になる。]

(52) wuming 2010/09/12(Sun) 05時頃

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