―夜中・石段― >>50>>51
……まぁ、まぁ。
恵瑠が悪い男に引っかからんと良い、とは思うとるが。
[ 恵瑠の話題>>50には、本心を隠すように
視線を瑠璃からそらしてそう言った。
夜の暗がりゆえ、幾らか赤みを増した優の顔色までは見てとられなかっただろう。白昼であれば、からかい混じりに指摘されていたのかもしれなかったが。]
そやのう。
あの大瀧から飛べる女子がおったか、と。
昔、漁師仲間でも話になっとったが。
[ それは何年も昔、>>0:41崖端にある20mの高さの滝から早希が滝壺に飛び込んだ頃の話である。彼女が転校して島を離れるまではそう長くは無かったはずで、半ば伝説のようにもなっていた出来事だ。
思い返しつつ、くすりと笑う。]
その早希ちゃんを、瑠璃が、なぁ。
[ 隣室か、そのまた隣室か。二人が睦み合う声は時おり、優たちの寝室にまで届いていた。それを言い当てた事があったかは、今はおくべき事柄であろう。]
(52) 2020/09/15(Tue) 00時半頃