[わかっててやってるの?という問いには澄まし顔で「もちろん」と答えた。少しだけ、彼女に意地悪をしてみたくなったのだ。案の定、こちらを見つめてくるだけで箸をつけようとしない。どうやって食べさせようかと思案していた。
けれど、彼女はシエルに渡してしまったようで>>47]
もう…ゴーヤは身体に良いのに…
ビタミンCも食物繊維も鉄分もカルシウムも多く含んでいて、美肌効果もあるのよ?
[良い点を並べてみたけれど、実は彼女自身も嫌い。それをメオに知られていたかどうか。
などと言っている間にも、シエルはペロリと食べ終えてしまったようで、お皿には代わりの野菜を入れてメオに返した]
ほら、シエルさんもそうおっしゃっているのだから…
[内心彼には感謝していて、けれど言葉ではなく、フルーツを渡そうとするだけにとどめる。]
野菜だけも良くないから、お肉がお魚、どちらかは食べましょう?
[チャンスとばかりに、いろいろと勧めてみる。少しでも頑張ってくれたら、フルーツは許してあげようと]
(49) 2014/05/29(Thu) 02時半頃