...貴女が、そうでないというのならそれだけの何かがほしい。
わからないと思いますっ、私は欠陥品だからもう頭も狂ってしまったのかもしれない!でも、でも、
[耳を塞ぐように、ただ全部を受け入れるのを嫌がるように]
なんででしょう、貴女がそうだって頭で響くんです....苦しいくらい、嫌になるくらい。
...違うなら助けて、貴女がそうでないなら、っ.....
[先程までとはうって変わって狼狽え髪の毛を掻きむしってへたりこむ。きゅうきゅうと気管が音をたてて喋る邪魔をして煩わしげに咳き込んだ。]
私は、私は.......
[狂ったように叫ぶ。本当はどうしたらいいかわからない。今日も行われるだろう処刑と、キャロライナのようにルーカスが死んでしまうかもしれない不安と、昨日のルーカスの、笑顔、と。
小さく、脆い心と身体は壊れる寸前、ぎりぎりの薄皮一枚でバランスを保っていた。]
(49) 2013/08/31(Sat) 15時半頃