[少し戸惑った様子で手を取った少女>>43に不躾だったか、と心配したが共にお茶を飲みに行った。]
緑茶…っていうんだな。初めて飲む気がする…。
[どうぞとお茶を差し出されそれを受け取りつつも、少し思い悩んだような彼女の表情に気がついた。…どうかしたのか?そう声をかけようかとも思ったが彼女がお茶を啜るのをみて、また後にすることにした。]
[自分もお茶を口に運ぶ…味わったことのない風味が口に広がる。嫌いな味ではないと思いながら、その風味を味わっていると窓から吹いてくる風を感じたような…気がした。
窓の方を見るとヘッドフォンをかけた青年が何かを口ずさんでいるようだ。風に乗って聞こえるか聞こえないか、それくらい小さな彼の歌に耳を傾けることにした…。]
……ここにいる、理由。…なくしたモノ。
[何度も、何度も自分に問いかけながら。]
(48) 2014/04/14(Mon) 22時頃