―ジャキディス學園生徒会室―
[薄暗い会議室の中、円卓に数人の男女が座っている。そこには上位もなく、下位もない。彼のブリテンの英雄王に従った数多の騎士達が坐して執り行った会議と同じ形式。しかし、今その一席に着いて口を開きながら話す松葉杖の背筋を伸ばした少女は、明らかに他の面々とは異彩を放っていた]
七人委員会《ジャキディス・セブン》――――
それは即ちこの學園を表に統べる我ら生徒会執行役員《エグゼキューショナー》と対になる存在。我らが表なら彼らは裏。共に世界を統べる十三血流《リネッジ・サーティーン》のメンバーを盟主に戴く組織。
世界秩序の維持者。護法者。歴史の陰に寄り添い歴史を動かす。十三血流なくして歴史なし。十三血流の手足たる、生徒会執行役員《エグゼキューショナーズ》と七人委員会《ジャキディス・セブン》なくして世界の繁栄と秩序なし……』
(46) 2014/04/02(Wed) 22時半頃