[厳かな雰囲気の男の、妙な提案に>>19]
花瓶……ですか?
[問いかけを拾ったものの、ここに詳しくはない。
やがて見つけた花瓶に落ち着いた薔薇の花は、秘密を守るように蕾の状態のまま、テーブルに鎮座した。>>20
一人、一人と広間から外へと出ていくものを暫く見届けながら、どうしたものかと肩を竦める。]
初対面の者同士、見知らぬ館でショク探し、ね。
私たちに一体何の利益があるのか。
[テーブルに添えられた、椅子を一席引いて、ぽつりぽつりと紡がれていく会話を静観する。数人、部屋の外へ出たものが居た。
彼らから情報が入るというのなら、再び自身の足で情報を取りに向かう労力は避けたいところ。
ショクを知りたがる男>>35と、点呼を取る声が聞こえたら>>40]
記憶喪失者が現れたら、確かでは?
そのときに、ショクに聞いてみるといい。
(46) 2016/10/08(Sat) 16時半頃