ん、いいよ。じゃあ――― あ、ちょっと待ってて!
[戻ってきた親友のお願いとあらば、と向かおうとした丁度そのとき。
自分を呼ぶ声がして目を向けると幼馴染。「ごめんね!」と断りを入れて幼馴染の元へかけよれば他の人には知られたくないようで小声での会話>>40>>41]
うん、コインのことは知ってるよ。
―ッ、じゃあ、白以外に光れば…――!
[半ば諦めていたところに光が差し込む。
トレイルがこんなときに嘘を吐いたり変に希望を持たせるような人ではないことはわかっている。きっとそのコインなら。じんろーを見つけ出してくれるのかもしれない。
其れさえあれば、助かるかもしれない。
まだ残る理性が心を温めていく。]
…がんばろ、見つけよ……
私も、協力するから、レイちゃん。
[腕をトレイルの首に回して、きゅう、と抱きしめる。
母に安らぎを求める子供のように]
(42) 2014/06/02(Mon) 12時半頃