[何度かよろめきながら奥を目指す。その間誰かが目の端に映ったかもしれないが、それに気を払う余裕はない。
目星を付けた場所は違うことなく風呂場だったようで。
服を脱ぐのももどかしく、上着だけを脱いでそのまま浴室へとなだれ込んだ。
その大きさに簡単する余裕もなく、近くにあったシャワーのコックを捻る。
冷水が体に降り注ぐがしかし、その冷たさよりも身の裡で熾る火の方が何倍も強いようだ。]
ふ……く、ぅ……。
[ままならぬ自分の体に鼻の奥がツンとなり、目から熱い物が零れる。
水を含んで張り付くジーンズの前立てを震える手でくつろげて、しっかりと芯を持ったそれを手で包んだ。]
ひ、ん……ふ、あ……あぁっ…
[もう片方の手で壁に縋りながら、掴んだそれを扱きたてる。初めは遠慮がちだったその動きもいつしか大胆になり、声もまたそれに比例して大きくなっていっていることに気付く余裕など全くなかった。]
(41) 2014/10/26(Sun) 15時半頃