―現在/イアンとの会話―
[闘志を湛えた>>34ヴェラの視線は、紅い獣>>2:189と化したイアンへと注がれている。
視線は、彼に。
視界には、傍目で分かる、彼の傍で息絶えんとするツェツィーリヤを捉えながら。
ソフィアの元へ連れていければ、彼女を癒すことができるのだろうか。
いや、仮にそんな魔法があったら、誰も代償など払いはしない]
バレたくなければ>>38、私が先導している時に、後ろ>>0:150から首を刎ねればよかったものを。
お前を信用しきっていたあの頃なら、確実に『お前を殺害しに来た魔法使い』を殺れただろう。
[このままでは、間に合わない。
イアンが彼女から離れない理由>>37は、可能性として分からないではなかったが。
どちらにしろ、間に合わなくては、『2つの選択肢』が共に潰えてしまう。
ヴェラは、ツェツィーリヤとはほとんど言葉を交わしていない。
それゆえ、攻撃を受け>>2:197>>2:201>2:202、生死の狭間を彷徨っているだろう彼女が、何を望んでいるのかは分からないが。
魔法使いであるならば、ただ朽ち果てるのは無念だろうとは推測する>>2:145。
あくまで自分を起点に置いた、自分勝手な推測ではあったけど]
(40) 2013/06/17(Mon) 20時半頃