[階段を降りていくと何やらぶつぶつと恨み言めいた小声が>>@2聞こえる。内容はよく聞き取れないが、然程意に介することもなくロビーに入った。]
…へ?
[――と、急に話しかけてきた男に面くらい、へ、オレ?と思わず自分を指差した。]
オレはトレイル、っすけど…。
…海?何で?
[反射的に名乗り返しつつも、馴れ馴れしい態度に眉間に皺を寄せる。何故男に海に誘われねばならんのか。誰だこいつ。
と考え、目の前の相手がさっき受付をしていた青年だということに気付く。
ということは彼は島の住民で、案内をしてくれるのだろうか。丁度良い。あれこれ話を聞くことも出来るだろうかと期待し、少し表情を和らげた]
…えーと。グレッグさん?島の人、っすよね。
あー、じゃあ、よろしくお願いします。
[そう言って、軽く頭を下げる。他に誰か着いてくる者はいるだろうかと周囲を見回した。]
(39) 2014/05/24(Sat) 23時頃