[フォークの動く手が止まらなくて、ヤニクの視線を感じて手を止め首を傾げた。>>38]
あ、ごめんね心配かけて。でも平気だから。
[添えられた手が嬉しくて、自分の掌をその上から重ねて頬へと押し付ける。手を繋ぐのもいいがこうやって触れるのもまた楽しいと新たな発見に目を瞬かせる。]
それに僕も何だかんだでヤニクさんいないと心配だから。
一緒にいたくない理由もないしついて行くよ。
[どこにでも、と言おうとして小さく呟いた内容につい噴き出してしまった。自分よりうんと年上なのに、子供っぽくて、でも優しくて。そういう所が好きだなあとじんわり思いながらヤニクを見つめていた。]
サイラスさんが夏の使者?
だとしたら、僕も用があるかな…聞きたいことあるし。
[何でサイラスが使者だと思ったのか。ヤニクは何を聞いて何をするつもりなのか。ぐるぐるとそんなことを考えてハムエッグを口にする。美味しいと言いながら出した結論としては、思考停止。どうやらヤニクの癖が移ったらしい。動けば何か起こるだろうと楽観的に考える。]
(39) 2014/05/18(Sun) 00時半頃