[不意打ち気味にでた音。出処はわかりきっている。自分だ]
(だ、大丈夫、それほど音も大きくないだろうし)
[あまり大げさにならない程度に周りを伺う。と、ベネットと思いっきり視線があってしまう。冷や汗が出る]
(大丈夫大丈夫きかれてないきかれてない)
[希望を込めて、ぎこちない笑顔でベネットを見れば、苦笑気味に>>12呟いた。聞こえてないと言うのは彼の優しさだろうか?しかしこの場合、聞こえたと言ってるようなもので、寧ろベネットに気を使わせたことに更に情けない気持ちになってくる。
立ち上がったまま固まっていると、気まずさからか、気を使ってくれたのかわからないが、ベネットは一足先に食堂に向かっていった。ベネットが去ると、カクンっと椅子に腰掛ける。そして手に持っていた水をまた一口]
…なにやってんだろ、私
[再び顔を真赤にし、軽く涙目になりながら呟いた]
(32) 2013/06/28(Fri) 17時頃