[ケーキの理由を尋ねられ、食べたかったから、と返す。
支払いをする間に何か、いや誰かをヤニクが探す素振りを横目で見ていたが、特に理由などを探りも入れずにおいた。>>16
逆に聞き出すせいで彼の動きを制限してしまいそうだから。]
そう、なのかな。言うのが急過ぎたもんね……。
[乗るなんて今日初めて決めたようなものだ。前々から乗ってみたいと言っていたならともかく、ヴェスパタインにとって自分の決断は晴天の霹靂だろう。相談もせずに決めたことに罪悪感はあるが、どちらも両立させるなんて不可能だろう。
ならば後悔のないように動きたかった。それが悪いことだとは決めた今でも思っていない。]
良いよ。一緒の家なのに離れるのも寂しいから。
[聞かなくても良いのにと笑えば嬉しそうに抱き着かれて少し驚いた。何だか離れがたくて、用意は明日に先伸ばしにしてしまおうかと珍しい判断を下す。
背中を優しく撫でてからもう寝ちゃう?と聞いてみた。]
(17) 2014/05/19(Mon) 22時半頃