[次々と入ってくる人たちを横目で見ながら。>>8 >>11 >>13
きっと、彼らも何かを無くした、とあの女の人に言われたのだろうか。
まぁ、今さら確認することでもない…か。
そんなことを考えていると、先客の子が>>14口を開くのが見えた。]
……そうだね。
あの女の人に言われて此処に来た。
[心当たりがない、と言われれば、深く心の中で頷く。
それは自分もだ。
この子は……いや、もしかしたら、後から来た全員もまた、あの女主人に何かを無くしたと言われたが、それが何か"分かって"ない、のだろう。
その事実は、少しだけ、明るい気分にさせた。
探し物すらわからないのは、自分だけではない。というのが分かったから。
ふと、指で目元をぬぐう様子が目に入り、首をかしげる。]
……もしかして。
いきなり入ってきて悪かったかな。
[思いっきり泣いてたんじゃ、と心の中で付け加えながら、気まずそうに言った。]
(15) 2014/04/13(Sun) 15時半頃