[いっぺんに言うのが勿体ないと告げるヤニク。>>0
額を付けたまま同意して頷いた。苦手でも努力しようとしてくれるのが嬉しくて、いくらでも待てそうな気がした。]
つまりはそういうことだよ。ヤニクさんが言った通りのこと。
え、男女泣かせとか罪深いね……。
[目を見開き、夢で泣かせた訂正を聞いて冗談半分にはぐらかす。そうやって言い募る間は大丈夫だと思うとついそんなことを言ってしまうが、笑顔で許してくれるだろうか。
ヤニクが大声を出し、離れたことで我に帰った。>>10
ぺちぺちと頬を叩いて赤みが増しかけたのを誤魔化そうと。]
そうだね。帰ろうか。必要な物とか用意しないと。
サイラスさん、トレイルくん、ありがとう。またね。
[手を引かれ、素直に従う。チヴェッタに乗ることが決まったし、船行きの準備があるからと頭を下げて彼らの家を後にした。]
(13) 2014/05/19(Mon) 21時頃