[にやり。嫌な笑みを一瞬だけ浮かべたのは、かの言葉>>1:268に対して。少しの間。口を開きかけた――――その時か。相手の視線がそれれば、こちらも当然それを追って。]
[どうしようか、と視線をメルヤに戻せば、まぁなんとなく言いたいことはわかった。嫌だね、何年も一緒にいると。満更でもないけど。
こくりと頷けば、おにーさんはハケようかね、なんて心持ちで肩をすくめて。でもちらりと新たな来訪客(廊下だけれど)に目をやれば――嗚呼。
別の意味で悪い顔を浮かべてしまったが、口元は手で隠しておいた。お兄さんそういのはちゃんとわきまえてるよ。]
[ただ。堪え切れずに、ひゅるりと口笛をならして悪戯っ子みたいな視線を、キルロイの方に。彼の相談事は、俺の中じゃまだ“落してない”面白い話トップ10に……ああ、もちろん誰にも話してないよ?……もちろん。
彼の拙い挨拶は、その後。]
やぁ――キルロイ、ケイト。
[お似合いだねぇ。なんてお節介な言葉は飲みこんで。……薄々勘付いていなかった、といえば嘘になる。でもやっとかぁだとかキルロイ君なぁとか余計なことが口をついてしまいそうだったので、チャック。]
(8) 2015/06/07(Sun) 03時頃