人狼議事

120 薔薇のプシュケー


【人】 良家の息子 ルーカス

 ――そして。
 プシュケーとなった君よ。

[一人一人、またゆっくりと見回しながら]

 君はその愛を、誰か一人。愛する人に捧げなさい。
 そうすれば、君もまた。
 門をくぐることが叶うだろうから。

[赤薔薇の少年はもう一度ガラスケースを撫ぜながら]

 この薔薇は今日から五日後の朝には萎れてしまうから。
 それまでに一人でも多く、″卒業″出来ることを僕は願うよ。

[慈しむ色を甘いテノールに滲ませて、
 薔薇もかくやという笑みを、少年はその面に浮かべた*]

(4) 2013/04/18(Thu) 04時頃

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