―3-C教室―[その少年は、窓際一番後ろの席で頬杖をついていた。黄金を帯び始めた光に薄紫色の虹彩が透ける。眩しげに眼を細めた。広げたノートには数式が幾つかと、その後に続いた発想記号。――agitato――amentabile――morendo最後は糸くずのように縺れて、読めぬ字となる。チャイムが鳴る。放課だとざわめく生徒たちの声が賑わしい。されど少年は我関せず、窓の外、遠くを見つめていた。それは日常。終わりを定められた日常。―――卒業式、もうすぐだねぇ。会話の端か、そんな言葉が聴こえた。]
(1) 2010/02/25(Thu) 00時半頃
sol・la
ななころび
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