[>>+28>>+29銃声、>>+30怒鳴り声。
決着はついたか。
力の入らない足では踏ん張りきれず、簡単にムパムピスに手綱を取りかえされた。
セドリックに睨まれて、一つ息をついた]
…解ってる、馬鹿だなんてことは
それでも、目の前にいる自国の民間人が今後の状況によってはどうなるか解らないって状況を、
看過できるほど、僕らの視点は高くないんだ。
目の前の一人も守れずに、国が守れるかよ…ッ
[例えば、参謀や指揮官であったならば、このような行動にはでないのだろう。
彼らは全体の理を考え、動き、切り捨てるべきものは切り捨てる。
メディやフィリスは、それに比してまだ目の前のことに精一杯であるともいえた。
ましてやフィリスにとっては弟のような存在、セドリックが両親に帰って来いと言われるほどに両国の関係が悪化している中、どうにかして返してやらねばという思いが強かった。
結局何も守れないのか。
その現実に、無理をしたせいで疼きだした足の痛みに、眉をしかめた]
(+32) 2011/07/04(Mon) 02時半頃