[名前を呼ばれ>>+22唇を離し、伺うように顔を彼の目許に寄せ。
そっと肩を押し、仰向けの体勢に誘うべく重力をかけた。
特に熱を持っている気のする左の瞼に、
唇を寄せ、舌先で睫毛や目尻を辿り、]
……つらいなら、――… 私が冷ましてあげる。
どうしてこうなってしまったのか、…解らないけど
[彼に熱を移されているような感覚を覚えながら。
寝台の上へ片膝をつき、足の間にある大きな尻尾を撫でる。
元々同胞と異なる獣の存在は好む処にあり、
愛しい彼に生えているのなら、尚更愛でたいと思う。]
寝てしまっても、……良いんだよ。
[意識の重そうな様子を目の当たりにし、
優しい声音を耳元に届け、また左の瞼に舌を伸ばし
唾液を含んだ舌で、奥に潜む緋色を想像し、――
恋しさで胸が、見たいと思う欲で脳髄がちり、と焦げてゆく]
(+24) 2014/10/26(Sun) 23時半頃