わ、…ちょっと、だから言ったでしょう、!
[声を掛けたは良いものの、止まる気配を見せずに接近する少女>>+17に目を丸くする。
慌てて身を低めて、勢いづいたその身体を受け止めて。軽い衝撃に、やれやれと首を振った。]
わんわ、……はぁ、ローランドです、…朝顔さん。
[目を丸くする少女からは、今まで回診の度に見せていた怯えは感じ取れない。
それならばと、悪気もなく呼ばれた不本意なあだ名は、しっかりと訂正して。しゃがみ込んだ態勢で視線を合わせて、少女の疑問に答える。]
おひっこし……、そうですね、今日からこちらに転勤になりました。
ここでもまた、回診に……ええと、お話を聞きに、行きますから。
[なるべく易しい言葉で対応しようと試みるものの、辿々しいそれが理解されたかどうかは理解らない。
病状を尋ねても良かったけれど、見る限り確実に快方へと向かっているようだと、内心頷いて。]
そんなに急いで、一体どこへ行くつもりだったんですか。
[ふと、慌ただしい先の様子を思い出せば、ゆっくりと首を傾げた。
気の抜けた挙動に反して、語調がきつくなるのは、どうしたって抜けない癖なのだけれど。]
(+18) 2014/07/05(Sat) 19時半頃