47 Gambit on board
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[だがそれが現実となる事はなかった。
――大戦が始まったのだ。 男達の一部は戦いに参ずる事になった。そこには父も含まれていた。以降父と会う事はなかった。後に戦死したのだと知った。 村人達は悲嘆と困窮と恐怖の中に日々を送っていた。そして、大戦も終盤に近付きつつあった頃、村は敵国の兵達に襲われた。男達は戦い、散っていった。女達は犯され、殺されていった。彼らが命をかけて守ろうとした子供達も次々と死んでいった。 まだ戦う術など、護る術など知らない少年であった...は、その惨劇を見ている事しか出来なかった。守りたいという思いなど、圧倒的な暴力の前では何の役にも立たなかった。 母も死んだ。妹も死んだ。友人も、知り合いも、全て。 ...だけが一人、生き残った。幸運にも――不運にも。
それから程なくして大戦は終わった。...はとある慈悲深い夫婦に引き取られ養子となり、バーナーの姓を冠する事になった]
(+60) 2011/03/30(Wed) 06時半頃
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[その後、...は士官学校に入った。軍人を目指したいという...に、その身を案じる夫婦は反対したが、世界を平和にするためだと説得すると、苦慮の末に納得してくれた。 だがその理由は偽りだった。本当の思惑とは違っていた。 ...はただ、壊したいと願っていた。絶望に満ちた世界を、絶望ごと滅茶苦茶に壊してしまいたいと思っていた。そのために力が必要だと考えていた。その時の...の中には、悲しみと苦しみと憎しみしかなかった。夫婦に恩と情は感じていたが、それを以てもどうしようもない程に、...の絶望は深かった。 そんな破滅的な願望のままに生きていた...を、闇から救い出してくれたのが、第4師団の前師団長だった。いつかの訓練の際、己を省みず戦う姿に目を付けられ、話をしたいと呼び付けられた。彼は語った。己も幾多の愛する者を失ったのだという事を。その上で、もう失う事のないように、失わせる事のないように、人々を、世界を――愛した者達も愛していたそれを――「護る」ために、己は力を振るっているのだと]
(+61) 2011/03/30(Wed) 07時頃
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[忘れかけていた守りたいという願望を、ありし日の愛する者達と村の姿を、彼は思い出させてくれた。そうして彼の信念は...に受け継がれた。月日が経ち、...は第4師団に所属した。 特殊能力を――種類の違いこそあれ、「護る」という一点については同じくするものを...が発現させたのは、奇跡的な偶然というしかないだろう。今から数年前、前師団長は死んだ。老いによる平穏な最期だった。他でもない...が、その後を継ぐ事になった]
……、
[...は思う。大戦を行う事で本当に揺るぎない平和が齎されるのなら、それは辛くも仕方がない事になるのだろうと。だが、そうでないのならば。...には大戦による平和を信じる事は出来なかった。むしろそれこそが真に「理想」なのではないかと思えた。 だからこそ、...は和平に願いをかける。 確信無きままに大戦を望む事など、無数の絶望を生み出す選択に賛同する事など、出来る筈もなかった]
(+62) 2011/03/30(Wed) 07時頃
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[――そのような事を考えていたから、男は周囲に目を向けながらも、心此処にあらずといった状態だっただろう。何か声をかけられたならば、そうでなくとも暫しが経てば、はっとして]
……いえ。…… こうなっても、ただ…… 信じるばかりですね。私達に、出来る事は。
[何度も口にした言葉を、些かの強さを伴って*発した*]
(+63) 2011/03/30(Wed) 07時半頃
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/* 皆がかっこいいクライマックスな中で何やってんだろうという。 過去話。酷い捻じ込みであった。 昔は荒れてたとか、なんかあってなんかなったとか、今まで何度やっただろうかと……。
夫婦は死んでるかも。年齢的に。 前師団長は裏とかで被ってなければダン辺りで。
(-56) 2011/03/30(Wed) 07時半頃
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……………
[耳栓ごし、くぐもった声が聞こえなくたった。 イアンは構えていた槍をおろし 被弾と裂傷によって動きが鈍くなった左手て 槍を立て携える。] [剣合が届き始めれば視線はそちらに。 二人の戦いを見守ろうと。] [理想と、決意と、態度と、結果。 それが伴うか知りたいと、言う風に。]
[同時に現状でブランフェルシーが、 如何に動くのかを知ろうと。]
[ハミルトンが指示をだしたのであろう、 医療班や庭園封鎖する無駄な動きがないのを見れば 鳶色は指示したであろう、ハミルトンを見 *鳶色を細めた。*]
(63) 2011/03/30(Wed) 07時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/30(Wed) 07時半頃
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― 庭園に向かう途中 ― >>59 [テラスより降りて、庭園にはゆっくり向かっていた。 それは、もう、早く行く必要を感じていなかったから。]
理想を信じないのか。 君の考えは老成しているな。
[ディーンの言葉が聞こえ、立ち止まった。]
だが、我々が弱者であるわけにはいかないには同意しよう。 帝国民を守る存在にならねばならない。
そして、それ以上に、それを率いる皇帝は強くあらねばならない。
(64) 2011/03/30(Wed) 07時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/30(Wed) 07時半頃
イアンは、異形と同じ木立に潜伏中のユ=シハを内心*労う*
2011/03/30(Wed) 07時半頃
イアンは、ベネットの剣線とグレイブの剣線を*見守る*
2011/03/30(Wed) 08時頃
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――…試されるのは嫌いかね?
[試すという行為を認めることが出来ないには、そう返す。]
なれば、君は大事にされたのだな。 まぁ、そうか。2番師団長はエリートだ。 誰も足を引っ張ろうとは思わないだろうよ。
[その口調は、今まで違い…。 どこか、こう、別世界を見ているようなものにも聴こえたかもしれない。]
――……自分は、空挺師団になぜ行ったのだと思う?
[そして、まだ何気なくそんなことを言って、庭園へと歩みを再開する。]
(65) 2011/03/30(Wed) 08時頃
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[>>65本当は、騙されたのだよ、とはまだ言わず…。
庭園へと着くと、睨みあうベネットとヘクター、それを援護するテオドールを見た。]
(*10) 2011/03/30(Wed) 08時頃
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/* 村は燃えたって入れ損ねてた。 まあいいのぜ。
(-57) 2011/03/30(Wed) 08時頃
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この帝国、おかしいことがある。 なぜ、そんなに若いものばかりが、こんなところにいるのか。そうは思わないか?
能力があるものを師団長に据えねばならぬことなどないと思うのに、我らは揃って持っている。
つまりは、そう言った風習が残っているのだ。 能力持ちのみ、師団長になれるというつまらない風習がな。
能力を持った者のみがそんなに優秀か? 師団長というものは本来、人を統率し、戦うことに意義を見出し、そして、そのために死ねと時に命じねばならない。 自ら筆頭に立って、剣を振るう師団長があってもそれはいいが、自ら剣を振るうがため、その者は師団長よりは兵士で止まるだろう。 それは、自らも同じでな。 所詮自分は兵隊だ。本当の意味での統率者にはなれぬ。
本当の意味の統率者は、そんな能力者を駒のように扱える無能力者だ。 能力などに恐れない強い精神の持ち主こそ、相応しい。
(-58) 2011/03/30(Wed) 08時半頃
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ベネットはそれを模擬戦と言ったが、 似ているが、違う。
自分は、この選帝の儀、すべての師団長が凶弾に倒れるシナリオを描いているよ。 能力を持ちながら、無様な様をね。
選帝に儀など必要ではない。 それは我らが決めるのではなく、両殿下で決めればよい、 それでも和をなさぬのなれば、それまでのこと。国の二分化も仕方なしだろう。 そもそも内部がこんなことで和平など夢物語すぎる…。
和平にしろ、交戦にしろ、 15師団は一度すべて解体されるべきだ。
そして1からやり直すべきなのだよ。 ぬるま湯は捨てて、水から炊け。
(-59) 2011/03/30(Wed) 08時半頃
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自分が疑問に思っているのは、 弱者であってはならぬ、我らが、本当は何より弱者であるということだ。
能力に頼り、 その冠で師団長などと……。
誰もなんで、それで憤らない?
(-60) 2011/03/30(Wed) 08時半頃
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[張り巡らされた緊張はそのまま、 イアンの戦意が一旦緩められた。>>63
ラミケシュは恐らくどれか樹上の辺りだろう。 異形は地面の下、今は影の中。 人工の雨にまた目を細め、彼の視線の先を一瞥した]
……解らないな、何考えてるか。 それで貴方の答えが出るのか?
[イアンに向けて一歩踏んで、鳶色の目を見る]
(66) 2011/03/30(Wed) 08時半頃
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イアンは、ブランフェルシーが何か言う様子に、思案後、片耳の耳栓*外した*
2011/03/30(Wed) 08時半頃
テッドは、ディーンとイワノフの姿が見えれば、そちらも一度見遣った*
2011/03/30(Wed) 09時頃
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>>64 [「理想を信じない」その言葉には首を降る。 どうにも己の言葉は、意思を伝えるに向かぬようだ]
いいえ。 私は理想というものは、信じる信じないという時限で論ずるべきものではないと言っているのです。 その理想を引き摺り下ろし、現実として為すこと。 それが力ある者のすべきことです。
「理想を信じられない」 それは理想を己自身では為す力のない弱者が論ずること。 結果を他者に委ねることしかできない弱者が、不安を示す言葉です。
[庭園へと向かうマイコフと、共に歩みを進めようと]
(67) 2011/03/30(Wed) 09時頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/30(Wed) 09時頃
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―拘束室前:廊下―
[拘束室を出て、ふっと息を吐いた]
…軍帽。良かったら、貸してくれるか?
[見張りの近衛兵から帽子を借りて。廊下に立てかけられたパイプ椅子に座った。顔の上に帽子を乗せ、表情を隠す]
(――生きろ、か。よくそんな事が言えたものだ)
[苦い笑み。死ぬのは嫌じゃないと言ったナユタに、夢中で放った命令。>>@5 自分にそんな事を言う資格はない筈だろう。
何せ、弟が帝位についた際には「兄を自分自身の手で殺せ」と言い放ったのだから>>1:@9]
(@16) 2011/03/30(Wed) 09時半頃
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[弟が即位すれば『兄』はどうなるか。 自分が、多くの民や諸外国からの即位を望まれているのは知っている。 弟が皇帝になるのは、大戦を望むも同義だと周辺国からは判断されるだろう。ただちに攻撃をしかけられてもおかしくない。また、平和を望む民からは、軍部への不満と不信が生み出されるのではないか。
そんな状態で、もし、民を扇動する者が現れたら――?]
[帝位を第一皇子へ。第一子が跡を継ぐべきであるという主張。
そんなところか。これから戦を起こす相手の国には、なるべく足並みを乱し、内輪もめして頂きたいと周辺国も考えるだろう。ならば、同士討ちをさせるべく、民を唆すのが効率がよい。また、仮にそういった事態が起こらぬとしても、良からぬ事を企む者は必ず現れるだろう。
自らが政治的利用をされ、引いては国が弱まるのを、第一皇子は何より恐れている。『人望のある皇位継承者』など、帝国にとっても、新しい皇帝にとっても、害悪でしかない。帝国に仇なす者にとって、いくらでも利用価値がある存在なのだから]
(@17) 2011/03/30(Wed) 09時半頃
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>>67
[いいえ、という否定からの言葉にはまた反応する。]
なるほど、理想論を語る以前の問題だと指摘したいわけか。 それも同意しよう。 理想を語る者はそれをできる者とあれ。 ローレンスにしろレドフォードにしろ、
力…いや、力ではない、強さだ。 それを持つ者こそ、理想を語るべきだ。
(68) 2011/03/30(Wed) 09時半頃
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[…ちなみに、自分が即位した場合は、軍事力も必要とされるだろうし、弟とは余裕で共存できると思っている。
何より、自分はあらゆる意味で非力である。弟は不可欠なのだ。…それでも、どうしても駄目だったら。
その覚悟は、できている]
(@18) 2011/03/30(Wed) 09時半頃
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[だから、“軍事帝国”にとって害にしかならない自分は。 早めに消してしまうのがいい、と思った。誰にも利用できぬように。 幸い、健康診断をあまり受けなかったという実績があるし、突然死の偽装は可能だろう。>>0:274 こんなこともあろうかと考えての事だった。嘘だが。]
[切り捨てるのは最後に取っておきたい>>4:@16 …という考えは、皇子自身には適用されない。 皇族は帝国の為に在るものだ、というのが第一皇子の考えである。
時々優しいと言われるが、それは間違いだと思う。自分は、姉が政略結婚で異国に嫁ぐのを、帝国の為だからと割り切れる人間だ。最後まで姉の幸せを願い、政略結婚に反対していた弟の方が、よほど優しいと、思う。
だから、姉を斬る剣に迷いがないように。自分を弟に斬らせる事で、練習をさせる意図もあった。残酷だが、覇道を行くとは、そういうことだから。聖殿で弟にやたらと絡んでいたのも、もしもの時を考えた最後の思い出作り…等と言ったら、弟はきっと怒るだろう。兄として、皇族として出来ること。恐らく、流れる血が最も少なくすむ方法で。
――だけど。]
(@19) 2011/03/30(Wed) 09時半頃
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[それは、違うのではないかと。 他にもやり方はあるのではないかと。
何となくだが、ここ数日で師団長たちと言葉交わすうちに思い始めている。
――肝心の、「他のやり方」はまだ、見つけられていないけれど]
…………………。
[軍帽で顔を隠したまま、腕を組み。わずかばかりの休息を*取る*]
(@20) 2011/03/30(Wed) 09時半頃
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[>>65 問われた言葉にはゆるり、そちらを向いた。 好き嫌いの話ではありません、と一言。]
彼らが試すのは、己自身を信じていないからです。 彼らは結果のために、幾らでも働けるというのに、 理想を為せる己自身を信じていない。 故に、その弱さを認めるわけにはゆきません。 あなたはそれを認めるとでも?
[遠く述べられた言葉には怪訝に眉根を寄せる、改革を求めるが故に参謀部と上手くいっていない。それは知られていないことだとしても。]
……本気でそのようなことを思っていらっしゃるのですか?
[型に嵌められた言葉、けれど自分自身について言われる言葉で簡単に感情が乱れるほど、若くは無い。ただかつての上官との距離を感じるだけで]
……理由は存じておりませんが。
[何気なく問われた言葉に、過去の記憶を探りながら返した*]
(69) 2011/03/30(Wed) 09時半頃
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>>69 [己自身を信じていないの言葉に、笑みが漏れる。 したり…と言ったものにも見えるか。]
君は、さすがだな。 よくわかっている。
[そして、ベネットイアンを見てから、その場に向かおうとした足、踵を返す。]
もう、自分は行かずともいいだろう。 話をしようか。来たまえ。
用心してな?
[その距離感はきっとますます広がったものに感じるか。]
(70) 2011/03/30(Wed) 09時半頃
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自分が空挺に行ったのは、 若くて弱いくせにこの異能力があったからだ。
これではわかりにくいかな。
自分は騙されて行ったのだよ。
[そして、道すがら、問うた答えを述べる。 それから、茶話室に向かった。]
さて、紅茶でも飲まないかね? ああ、淹れてくれる約束だったな。>>1:342
[そんな悪戯っぽいことを告げて。*]
(71) 2011/03/30(Wed) 09時半頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/30(Wed) 10時頃
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[耳栓を外し、もう一度ブランフェルシーに、 質問>>66を口にしてもらえば 鳶色は少し思案してから、言葉をこぼした。]
……少なくとも、私には会議で話している、よりずっと、 見えるものがあり考えるためには……
[例えば][整わぬ口調、 最年少の師団長に丁寧な礼を一つ。]
……今まで、感覚的判断で ブランフェルシー師団長を忌避しておりました。 が、今、能力に相対し、それは忌避するものではなく 敬意を払うべき、ものだとはっきりわかりました。 今までの非礼、お許しください。
[口にしたのは謝罪。] [描く人が見ることで知るように。 奏でる人が聴くことで知るように。] [描く人が描くことで伝えるように。 奏でる人が奏でることで伝えるように。]
(72) 2011/03/30(Wed) 12時頃
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……何を、考えて、いるかは……
[わからない。][その言葉には 困ったように、鳶色伏せて。 他者からすれば理解してもらうためには 圧倒的に言葉が足りていない。 自覚はあっても、補う言葉が思いつかない。]
どう、言葉にすれば伝わるか、わからないのです。 [口にすれば情けない言葉を口にして。 最年少の師団長に自虐的な笑みを向けた*]
(73) 2011/03/30(Wed) 12時頃
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/* ガチの人が灰殴り愛でしるように。
とか、一瞬考えて、即没にした。
(-61) 2011/03/30(Wed) 12時頃
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― 茶話室 ― [そこで茶を淹れてくれたのはディーンだったか、それとも給仕が持ってきたか。 いずれにせよ、そののちは人払いをする。
されど、 耳のいいものには届くかもしれぬが…聴いている余裕があれば。]
――……考えの件だが、その前に、 さて、この帝国、おかしいことがあると思っている。 なぜ、そんなに若いものばかりが、こんな(師団長の位)ところにいるのかと。
そう、能力があるものを師団長に据えねばならぬことなどないと思うのに、我らは揃って持っている。
つまりは、そう言った風習が残っているのだ。 能力持ちのみ、師団長になれるというつまらない風習がな。
(74) 2011/03/30(Wed) 12時半頃
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能力を持った者のみがそんなに優秀か? 師団長というものは本来、人を統率し、戦うことに意義を見出し、そして、そのために死ねと時に命じねばならない。 自ら筆頭に立って、剣を振るう師団長があってもそれはいいが、自ら剣を振るうがため怪我をし命落とせば、その者は師団長は失格はもとより、そもそも兵士でしかなかったということと思っている。
まぁ、それは、自らも同じでな。 所詮自分は兵隊だ。本当の意味での統率者にはなれぬ。
本当の意味の統率者は、そんな能力者を駒のように扱える物理的な意味での無能力者だ。 能力などに恐れない強い精神の持ち主、カリスマがあるもの、がより相応しい。
(75) 2011/03/30(Wed) 12時半頃
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だが…。 ここにいる連中はどうだ。
己の力を過信し、その能力を振るうこと、その能力を盾にし、国防はおろか戦闘も考えている。
自分が疑問に思っているのは、 弱者であってはならぬ、我らが、本当は何より弱者であるということだ。
能力に頼り、 その冠で師団長などと……。
誰もなんで、それで憤らない?**
(76) 2011/03/30(Wed) 12時半頃
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