254 東京村U
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[その影で、奇妙な噂がインターネットで流れるようになる――――]
(47) 2016/09/27(Tue) 07時頃
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『…………す…………て。』
[『姉』がセンターを務めたその曲を歌番組で披露したところ、藤田サクラコの霊が映ったとそのテレビ局に問い合わせが殺到したのである。]
(48) 2016/09/27(Tue) 07時頃
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『たす…………て…………』
[『姉』が歌っているその後方で、顔面血だらけで立っている女性の姿が映っている、との問い合わせだった。 奇しくも藤田サクラコがビルから飛び降りたときの服装で。
そして、間奏の途中でこう、声が聞こえたのである。]
(49) 2016/09/27(Tue) 07時頃
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『た す け て』
(50) 2016/09/27(Tue) 07時頃
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――――――――!!!
(51) 2016/09/27(Tue) 07時半頃
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―東村山市・高校の教室―
[気づくとそこはいつもと変わらない教室。
一二三の目から一筋の涙が*伝い落ちた*]
(52) 2016/09/27(Tue) 08時頃
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―新宿駅南口―
[明後日面接を受ける会社の下見は終わった。大手の出版社から最近独立したという子会社らしい。ネット上の評判は散々だったが、前職のSEだって仕事の拘束時間は似たようなものだった。 何しろ、年齢的にもあまり仕事を選んではいられない。大学時代にラグビー部だったことと関係があるわけでもないが、体力勝負なら人よりは自信があった]
……まあ、通るかどうかは向こうさん次第だろうけど。
[今日はもうやる事はない。予定もない。駅前をふらついていた頃、駅前の人影>>23>>28に気が付いた]
……あれ。あいつ……どこかで見た事あるな。どこだったか… ああ。今のアパート紹介してもらった不動産屋で顔見た事ある。 気がすんな。
[しばらくその場で足を止めていた**]
(53) 2016/09/27(Tue) 08時頃
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[空を見上げる。1羽カラスが止まっていた。 鳴くでもなく、じっとこっちを見ているそれと、ふと目が合った。 普通よりも随分と大きなカラスだ。日本ではあまり見ないくらい大きめの]
…最近よく見るな。あいつら。
(*4) 2016/09/27(Tue) 08時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2016/09/27(Tue) 09時半頃
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/*
ごろつぁんが赤でした。
これは経歴と合わせると、 無自覚に被害を拡大させてく感じかな。 みょんこは意図してもやっていきたいなあ〜〜とは思いつつ!
(-6) 2016/09/27(Tue) 11時頃
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/*
まだタスクが積まれているんですが、 ドリベルに小学校のクラスメイト縁故どうですかするのと デメテルに雑誌社に昔(10年くらい前でよし、17くらいのとき)にホラー小説を送った。あたりの話でつなぐのを思いついたので少しづつでもやっていきたいかなあ。
あとは高校生組がものすごく遠いので、 どうにかどうにか、ひっかけていきたいけど。
(-7) 2016/09/27(Tue) 11時頃
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― 新宿・某ビル一階 ―
[翌日、正午頃。青年は新宿にいた。 昨夜はあれから二時頃に眠り、起きた時には九時を回っていた。それから青年は朝食もとらず――元から滅多にとらないたちだ――リンフォンの続きをやっていた。そうして次に現れるという鷹、その片翼の片鱗が見えたところで、ひとまず中断した。 それから青年は家を出た。昨日はライブ、明日はスタジオ練習があるが、今日という日は何もない合間だった。散策ついでに何か食べよう、と思い立って]
[JR新宿駅から程近く、大通りの側にある、大型書店の本店。青年はまず其処に寄り、文庫本を三冊買った。2016年度某賞SFアンソロジー。ディックの新装版。黒い鳥レーベルの「素顔連盟」。 「素顔連盟」は単行本を持っているのだが、青年は気に入ったものなら単行本と文庫を共に揃える、古典など幾種類も出ているようなものは複数コレクションしてしまう、という手合いだ。 青年が小説で特に好むのはSFと幻想と、そしてホラーである。 ホラー文庫「黒い鳥」は気に入りのレーベルの一つであり、好みの作家が多い。近年デビューした「木露 流衣」についても、青年は応援したい気持ちでいた]
(54) 2016/09/27(Tue) 11時半頃
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……
[書店から出た後、青年は同じビルの一階に立ち並ぶ小さな店舗の一つに入った。鉱物の類を扱うその店内で、ゆっくりした足取りで商品を眺め]
(55) 2016/09/27(Tue) 11時半頃
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(感じ悪う〜〜。)
[くそったれが、というクラスメイトの小さな小さな呟き声に対して、入間はそのような感想を抱いた。 ちらりと机に突っ伏して丸まった背を見遣る。 不貞寝か狸寝入りかもしれないなと思った。]
(56) 2016/09/27(Tue) 12時頃
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― カフェ・店内 ―
ああ、いや、歩いて来れる距離ですし。 それに、あんまり外出ることもないからいい運動になったかなって。
[そびえ立つ白いクリームの山に、黄金のソースが流れている。 クリームソーダを頼みたい気分だったがそんなものはもちろんなく、『ゴールデンメイプルフラペチーノwithキャンディウォルナッツ』というお洒落じみた物体が目の前に置かれていた。 ついでにおすすめされた『カカオニブ入りのシュースティック』を齧りつつクリームの山を睨みながら照子の用件を待った]
(57) 2016/09/27(Tue) 12時頃
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[件の動画だって、スマホをいじっているうち目に入った噂話のひとつにすぎない。動画だって幾人かのTwitterユーザーにRTされて出回っていたものだ。 それを見ていただけで怒られる所以なんてあるだろうか?]
かとりー、さっきのって声聞こえるってホント? アタシどこだか全然わかんなかったよー。 は?耳とかめちゃくちゃいいし。
あはは!わー、霊感とか言い出しちゃった?きっも。
[耳の良し悪しを揶揄われ、友達の香取里奈を揶揄い返す。 すこし思い込みがつよいところがあるもんね、なんて入間は思う。 その体型でポッチャリを自称するのはちょっと無理がある。]
(58) 2016/09/27(Tue) 12時頃
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[人が死んでいるから、笑ってしまったのが、フキンシンだっただろうか? だったら怒られるべきは笑わせてきた出演者だろう。 もしかして一二三はIKB32のファンなのだろうか? 転校してきて以来皆に知られていなかっただけで、彼の正体とはキモいタイプのアイドルオタクだったのだろうか。 転校生という物珍しさも相まって、お調子者の彼がちょっと気になっている友達のことも知っているので、もしそうだったら……]
(そうだったら……だったら、うーん、笑えるかも?)
(59) 2016/09/27(Tue) 12時頃
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[珍しく話を切り出しにくそうにしている照子(>>37)の様子を眺めていたら、じわじわと冷や汗が出てきた。 いつものように執筆の依頼であれば、こんな風に言い澱む必要はないだろう。 嫌な想像が脳裏をよぎる。 縁切り、作家としての戦力外通告をされるのではないかと。 動き出したネガティブな思考は、この状況に似つかわしくない『♪らぶらぶにゃんにゃん、らぶにゃんにゃん』というフレーズのBGMと共にどんどん回転数を上げいく。 前に出した『妄執の誓い』も売れなかったもんなぁとか、ああ俺一発屋で終わるのかなぁとか、とか田舎に帰るから契約できなくなりましたと自分と同じ名前の不動産屋に謝らなきゃなぁとか盛大に思考の空回りをしていると、テーブルの上に一冊の本が乗せられた]
(60) 2016/09/27(Tue) 12時頃
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[一限目の若い男性教師の英語の授業が始まり、自分なりの気持ちの落ち着けどころも見つかって、一二三の様子に関してを、入間は一度すっかり忘れた。 英語教師の安井の顔は、顎周りと額の広さを除けば、まあまあ嫌いじゃない。 背が高いおかけでスタイルがよく見えるのが良い。 おかげで英語は苦手でも話を聞く気がおきやすかった。]
(61) 2016/09/27(Tue) 12時頃
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[本とともに照子の口から語られた言葉。それはどうやら執筆依頼であるらしい。 ならば何故言い澱む必要があるのだろうか。書いてくださいと言われれば、二つ返事で受けるのだけれど。 どうやら、執筆する内容に大きな問題があるようだ。そして、それはこのテーブルの上に差し出されたものに関連があるようだ。 目の前に置かれた本の表紙に*目を落とした*]
(62) 2016/09/27(Tue) 12時頃
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[意識は暫くの間男性教師に向いていた。 だから余計に、気が抜けていて、はっとさせられたのだろう。 一二三がむくりとその体を起こした。 視界に入った動くものに、何の気なしに入間は視線を向けた。 斜め後ろから見る一二三の頬に、涙がつたって見えた。 見てはいけないものを見た気がして、入間は声には出さずに口のなかで「えぇー…」とつぶやく。]
(そ、そんなに?泣くほど?)
[勿論、さっきのことで泣いてるとも限らないが……]
(63) 2016/09/27(Tue) 12時頃
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[午前の授業が終了する。 昼休み、購買で買ったパンやお弁当をそれぞれもって、椅子を引き寄せ合って友達で輪を作る。 輪の真ん中には、三つくっ付けた机。 机には、化粧直し中の友達のコスメグッズ、友達の一人が朝買った音楽雑誌が広げられ、友達のスマホがMVを流しながら置きっぱなしにされていた。 雑誌には、あるインディーズバンドのライブ時の写真と、それに関する記事が載っていた。]
午後はぁ〜、スズキの授業かぁ。だっる……。
[なんとなしに、授業中不意に視界に飛び込んできた同級生の涙で、モヤモヤを引きずっていた入間は、髪の毛の先をいじりながら呟いた。]
アタシ午後いいやぁ。帰ろっかな。 電車すいてるし。
[なんで朝から親の喧嘩を聞かされて、昼まで他人のことでモヤモヤしていなきゃならないのだろう。 学校もつまらないなら、遊びに行く他ないなと考え、入間は午後の授業をサボることに決める。]
(64) 2016/09/27(Tue) 12時半頃
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/* そういえばwin10くんで打てるようになった絵はどうなんですかね 🐡
(-8) 2016/09/27(Tue) 13時頃
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/* お?出るか?😁
(-9) 2016/09/27(Tue) 13時頃
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/* 💦💦💦💦
(-10) 2016/09/27(Tue) 13時頃
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/* いちおうあいぽんから表示をみておくか・・・
(-11) 2016/09/27(Tue) 13時頃
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[そこに置いてあったのは、ふた月ほど前の話題作。さまざまな考察を呼んだ、落ちのない匿名の怪奇譚。 黒地の表紙には、割れた林檎と砕けた鏡。 旬を少しばかり過ぎたその食材の題名を、人差し指でつるりと撫でる。 そこには、こう書かれていた。]
(65) 2016/09/27(Tue) 13時半頃
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『東京村』
(66) 2016/09/27(Tue) 13時半頃
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[……本を伝うピンクのネイルが、濡れたように光を返す。]
うちの作家さんで書ける人を、探してるの。 匿名になっちゃうけど……話題作りに、さ……
……どうかな?
(67) 2016/09/27(Tue) 13時半頃
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/* おっと、東京村だー!先を越されてしまったな。やっぱりIIものとしては出さないとですね
(-12) 2016/09/27(Tue) 14時頃
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―新宿駅南口―
えっ······
[期待に反するそっけない返事(>>27)に、一瞬呆気にとられ、それから萎むように肩を落とした]
そ、そう····· そっか、そうだよね なんか、立ち止まったから、てっきり、その······ なにか知ってるのかなって。
あぁー、やっちゃった······
[最後は独り言のような小声になり、両手で押し潰したキャップを口許に当てる。足を止めたのは他のまったく別のなにかに気をとられたから。自分の早合点だ]
(68) 2016/09/27(Tue) 14時半頃
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