4 SADISTIC DETH GAME:2nd
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それは知っている。 さっき賞金をかけられた本人から聞いたよ。 大事な弟分に酷いことをするヤツラがいるものだ。 キミらだって世話になっているだろう?
だから、誰がそんな悪戯をばら撒いたのか― わかったらすぐに、私と『seVen』へ知らせて。いいね?
[指示をすれば少年たちはしっかりと頷いた]
「すぐ突き止めるよ。『獏(ユメクイ)』のプライドにかけて」
いい子だ。
[満足したように少年たちの頭を撫でて送り出した]
(*31) 2010/03/20(Sat) 13時頃
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―BAR―
[店の前で伝達役が追いついてきた。 曰く、獲物の直近の場所がわかった、と]
『烏』の縄張り…には、パーティーが出来そうな場所はありましたかね?
そろそろ夕刻です。あまりうろうろされるのも、癪ですから… それとなく足止めをしておきなさい。 煽てて酒でも飲ませたら、つけ上がって調子に乗るかもしれない。
よろしく頼みましたよ。
[指示をして、それからBARの扉をくぐる。 店の奥の席に座り、頼むのは場違いなコーヒー]
すみませんね、お酒は―好まないんですよ。
[描いた笑みを向けて有無を言わせぬ気配を背負った]
(166) 2010/03/20(Sat) 13時頃
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[伝達役へ指示をしたのは、もう一つ]
その情報を、『7』へも伝えるように。 いいですね。
オスカーが見つからなければ、いつものあの子か… ホリーを探しなさい。
ええ、あのホリーです。双子の。
[賞金の話が落ち着くまでは彼は扮装をとかないかもしれないから。 全てを語るまでもなく、伝達役も苦笑いしながら事情を察したようだ。 わかりました、と頷いて、去っていった]
(*32) 2010/03/20(Sat) 13時頃
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―BAR―
[待ち人が来たならば、まずは花籠の件では迷惑をかけたと 一言めに詫びを口にする]
その罪滅ぼしと言うわけではありませんが― こちらで握っているもので提供できるものがあるなら、お出ししますよ。
[次いで、助力の申し出―だが]
いえ、正直私たちは貴女方のように表立った実戦に強いわけではありません。 声も音も立てずに仕留めることなら、得意なのですが… それも大人数でやる事ではない。
正直、実戦に強い方々の協力を頂きたいところでしてね。
[本題を切り出し、コーヒーを口へ。 さて、『月』の返答は?**]
(167) 2010/03/20(Sat) 13時頃
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/* ロビン、狂信かしら…?
(-75) 2010/03/20(Sat) 13時頃
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―BAR―
[反応を窺った相手の口から予想外の言葉を聞き、ほお、と眉を上げる]
これは面白い事をおっしゃる方だ。 ええ、よろしいですよ。
ただ、私は幼い頃にずいぶんと酷い怪我をしましてね… 全てをお見せするのが申し訳ない程、それは酷い顔です。 今ここでこの化粧を取ると、ここにいらっしゃる他の方にも 醜悪なものをお見せする事になってしまう。
それに、今宵はパーティーもありますし。
[全てを晒したところで、支度を整える余裕はない―]
(209) 2010/03/20(Sat) 23時半頃
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―BAR―
ですが、一部分だけでよろしければお見せしましょう?
[そう言って左の頬の下を擦る。その下に見えるのは赤黒く変わり果てた色]
このような素顔、装いを解いたとしても私しかいない。 逃げおおせる事など、出来ますまい。
[素顔を晒せと言うその意図を察したかそんな言葉をつけたして、 くつ、と喉を鳴らした]
(211) 2010/03/20(Sat) 23時半頃
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―BAR・まだ宵の前―
―では。
[それからしばらくの後。 テーブルの上に置いていた帽子を手に取って、軽く一礼をする。 話の行方は如何様であったか。 話次第ではその後返す言葉は異なったのかもしれないが、 描いた笑みは崩れぬまま、帽子を頭にのせて店を出た]
「ご報告が」
[店の外で待っていた側近がすぐに傍へやってくる。 『月』と話をしている間に伝達がきたのか、 耳打ちされたないようにくつりと笑みを漏らす]
――………、そう、ですか。
[わかったと頷いて空を見る。その色を見れば宵は近い頃か。 白を落とした頬を手で覆いながら一度事務所へ]
(219) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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[耳打ちされたのは、『7』へは伝えたということと、 伝達役が、ホリーへ伝えてきたと言ったこと。 だから、返事を返すまでに少々間が開いた]
まあ、ホンモノだったらこんなふうに笑えない。 彼の身の為にも、ホンモノへは黙っている事にしよう。
[それから、頬に当てた手をひらひらとして]
まさか素顔を見せろと言われるとはね。 用意周到、とはよく言ったものだよ。
[くつくつと笑って側近へ向けて語る。 左の頬の下に貼った芝居用の特殊メイクのシールが、 ぴらぴらとはがれかけていた]
(*37) 2010/03/21(Sun) 00時半頃
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―事務所―
[事務員から疾風が一度戻ってきた事を聞く。 執務室へ上がって机の上に置かれたメモを見ながら、 晒した頬を何度か強く擦った]
まさか、顔を見せろと言われるとは思いませんでしたね。 全部晒さず急場しのぎで協力は頂けたので、問題はナシ、ですが―。
[それから頬を擦った手をダストボックスの上で払い、 はがれた白をつけなおす]
―ふむ。 宝はまだ見当つかず、ですか。 せめて今宵のご馳走が美味ならいいのですがね。
[支度をして事務所を後にする。 すでに月は―上っていた]
(227) 2010/03/21(Sun) 00時半頃
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[疾風が持ってきた情報はもう一つ、 オスカーの指へ賞金をかけたものの事。 これが本当の報告だった]
『月』…あそこなら資金力からしても造作もない事か。 ……もうすこし痛手を負ってもらえばよかった。
[けれどそれでは『零』が肥えてしまう。 それとて歓迎すべき事ではない]
さあ、《ZerO》の皆さんのお顔でも見にいきましょうか。 どこから落とそうか、品定めにね。
(*38) 2010/03/21(Sun) 00時半頃
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―『烏』の領内―
[己の指示で足止めをしていた者達は、 『烏』がヨアヒムを捕らえに来るのを察して散っていた。 パーティーの場所へは、先を示す諜報役の導きで近くまでゆき―]
おやおや、皆さん御揃いですな。
[小声で呟き路地に入って建物へ背を預ける。 すでに居た者と転がされた哀れな豚を視界におさめながら くつ、と喉を鳴らす]
――。
[銃弾が風を切るのに目を細め、己はスーツの内ポケットへ手を忍ばせた]
(233) 2010/03/21(Sun) 00時半頃
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