82 謝肉祭の聖なる贄
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/* えっと、ちょっとまって、ね
(性別決めてなかった)
(-56) 2012/03/15(Thu) 23時頃
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/* 意訳:村人かどうかおしえてください
(-58) 2012/03/15(Thu) 23時頃
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え、あ、
……まぁ、そういうことー。 だからー、僕は、……あーいうのはもう、懲り懲り。
[いろを微かに取り戻していた灰白の主>>*40に向ける声は それはそれは弱々しい声、で]
あー……うー………うるるるるるるぅ……
[自分で口にした独り言が切欠で、ひとりで唸っていた。 こんな無様な声、背後に在る贄ごときには聞かせられるものではない。]
(*43) 2012/03/15(Thu) 23時頃
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[何時かのあの年、食前酒ごときで酔って騒いで 様々に度を越したちょっかいを出した白金に齎された 銀灰からの仕打ちが。 ――もし、艶伴うものであったのならば。
そのことは、思い出したくない思い出として、 確かに白金の中に残っている筈だ。
五年前から今まで、若い白金が宴に姿見せてこなかったのは 身体に直に受けていた痛手で、出るに出られなかったという故も、どうもあるようだった。]
(*44) 2012/03/15(Thu) 23時頃
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[謝罪は相変わらず、擦れ声のもので。 それには、もはや何も言うまいとでも思ったか、 ただ小さく鼻を鳴らすだけだった。 それでも感謝の言葉聞こえれば、ひとまず満足げに 金糸の贄を見据えるのだったが――]
――――…ふぅん。 きっと、ねぇ。
……………、
[確りとそのかんばせを捉えながら、答え>>140を聞く。 零れた髪越しからも、その水の如きいろの瞳に在る力は 確かに感じられるようであった。]
(150) 2012/03/15(Thu) 23時半頃
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なーるほど。
[>>141ひとつ頷いてみせた頃には、毛並みは紅色一つなく もとの明るい白金に戻っていた頃。 勿論、その肌も、ちゃんと清められていて。]
………僕にとっても、わりとそうなのかなぁ? こうやってさ、人里に出られて、 ちゃーんと元気ないいコに近づけて食べられるっていうのが、 有難いことなんだって、思う事もあってねぇ……。
[ぼんやりと呟きながらも、その大きな瞳は 此方を見つめる贄のアクアマリンを、じぃ、と捉えて――。 もっと間近で見詰めようとするように、少し距離を詰めたりもした。]
(152) 2012/03/15(Thu) 23時半頃
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[>>*45その時、あまりにもひどい取り押さえられ方をした若造は、 じたばたと暴れることもできずに、惨めさに居た堪れなくなりながら きゃんきゃんと啼いていたものだった。]
……あー、やだやだ。 今思い出すことじゃない。
[ただでさえ格も低く器も小さい大神に、抗う術は無く。 死にも出来ず、一方的になぶられ喰らわれ続ける痛みを得るばかり。 あの時の銀灰の声色の、そのいろやまるで、 己が持つ毒たる病よりもさらに濃い、甘く鋭い毒]
(*50) 2012/03/16(Fri) 00時頃
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[―――…おかげですっかり、あの花のようなかおりは 小さな白金にとってはつらいものとなってしまっていたのだった。 刻みつけられた屈辱と恐れは、今でも、こうして 銀灰に対する無言の形をとって、此処に在る。]
(*51) 2012/03/16(Fri) 00時頃
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[>>155贄からの短い返答のあとに、向けられた小さな笑み。 金糸が抱いていた悦びのいろを覚った素振りはないまま、 大神はその耳を、ぴんと立てる。]
ふふっ、
[誉れ、として告げる言葉に、一度、わらってみせて]
ねぇ。 じゃあ、そのために邪魔になるコたちは、 蹴落としていかないといけないよねぇ……。
[その結果「蹴落とされた」贄は食えないものになりかねない、ということは解っていて。 その上で白金の大神は、声を低めながら口にし、 黙礼をしていたアクアマリンを、さらに、さらに覗き込む。 その鼻もまた、贄の鼻先に触れる位に近づけながら]
(160) 2012/03/16(Fri) 00時頃
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(……そういえば、ぎんいろさま、今年、居ない)
[ブローリンの名に、ふと、四年に一度来る神を思い出し。 件の大神とすれ違う形でやってきた白金は、特に返事を求めるでもなく、呟いていた。]
(*53) 2012/03/16(Fri) 00時頃
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ふふっ。 ――…あんな目をした元気ないいコの肝が、一番いい。
[この“いろ”が無くてはならない、という訳ではないものの。 贄にはそんな――「蹴落とす」ような激しい心を欲しがる節のある大神。 故に相手が此方を好いているか否かはあまり考えておらず。 そんな大神はどうも、贄から懐かれることは これまで、あまり無かったのかもしれない。
アクアマリンの瞳を捉えながら、白金は微かに零して――]
(*57) 2012/03/16(Fri) 00時頃
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…………………
…………… そ う です か 。
[>>*55まさか返ってくるとは思っていなかった返事。 しかもそれはよりにもよって、あの かおりの主。 相当の間をおいて、ようやく途切れ途切れに声を出せた白金には、 銀灰の言葉の裏にある思いは、覚れていなかった。]
(*58) 2012/03/16(Fri) 00時頃
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[まるで戯れるように掛けた言葉への、贄の反応は ただ声も無く頷いただけ>>163、で。 少しだけ瞳に陰を落とした大神は、喉ならす贄と ぴた、と鼻先付き合わせて、囁く。]
……お前が先に、あのコたちにやられてしまわないうちに、 どうにかしないと、ね?
[白金は、尖った歯がずらりと並ぶ口をそっと開いて。 そして、贄のくちびるをぺろり一舐めするように、舌を伸ばす。 此処に色艶めいた意図はない。単なる親愛の表現の一つでしかない。 其処までこの贄に覚れるかどうかは定かではないが。]
(169) 2012/03/16(Fri) 00時半頃
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