207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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キイチくん。 下手人を間違えたり、確証も無いまま仲間を殺すような奴は 「役立たず」だとは思わないかな?
[>>89それまで無表情を貫いていた道化は、 キイチの声にはにっこりと笑みを返した。 この上なく温度の伴わない笑みではあったが。]
(108) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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ミナカ、早く行くぞ。
[道化は少しイライラした調子で船医に呼びかけた。
船員たちはまだ騒ついたり質問を投げかけたりしていたが、 道化はそれら全てには取り合わず早く次の行動に移ろうとしていた。]
私とミナカが上がってくるまで、 勝手に船底に降りてきた者は切り刻むからな。
[現場を荒らさせない為なのか、道化はそんな釘を刺した。]
(111) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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……別に。 その、お前には死んで欲しくないと思ってるだけだ。
[ミナカの視線を直視出来なくて私は顔を逸らした。]
(*15) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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/*かきため
私が気づいたときにはもう二人の死を揉み消すことは 叶わないくらいには人が集まっていた。
だからその、泣き聲まで聞こえていたのに 事が起こるまで気付いてやれなかった私の落ち度だ。
(-65) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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/*ギリーにゃん天使だなあ
(-69) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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/*セシル魔術師でギリーを占った?
(-70) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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/*フランク占いでヴェラ占ったの?ww
(-71) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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/*あー、やべえ今日早起きしたからクソ眠い。 寝落ちしそう。
(-72) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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/*んじゃあ俺はもうちょっと潜伏してていいよね、うん
(-73) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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ー牢前ー
ここだな。
[船医を牢前まで連れてきた道化。]
はあ、改めて見ても……どう見ても「喰われてる」な。
[道化は溜息をつきながら元ルイスだった肉塊へと近寄る。]
そうだろう?誤魔化しようがない。
(128) 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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私が気づいたときにはもう二人の死を揉み消すことは 叶わないくらいには人が集まっていた。
[船底についた私はミナカに話し始める。]
だからその、なんだ……泣き聲まで聞こえていたのに 事が起こるまで気付いてやれなかった私の落ち度だ。
済まなかった。
[それからおもむろに見張りをやっていた元仲間の死体の上に屈み込むと、]
(*18) 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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[その死体を食い千切った。]
(*19) 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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[食い千切った肉を咀嚼し、飲み込む。]
なるほど……これは美味い。 これでは思わず粗相してしまうのも分かる。
[本当に、舌に染み渡る味に笑みが漏れたほどだ。]
…ミナカ。私達は仲間だろう?
[それは同じ船に乗っているというだけの意味ではない。 ミナカを、死神の死出の旅路に同行させてやると受け入れた時と同じ微笑みを浮かべた。]
(*21) 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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人間の仕業でないとなると……どうやって証明するかな。
[死体の上に屈み込んで暫くしてから道化は悩んだ声を出す。]
下手人を確かに殺ったということを。
ああ、傷を見た者は多い。 私が皆を集めていなければ噂だけが先行していたろうな。
[「船の中が秩序立っていなければ困る」と道化は漏らす。]
(141) 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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/*急なキッス!?!?
(-79) 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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誰が馬鹿だ。
[照れ隠しにムッとした表情を浮かべてみせるが、今にも泣き出しそうなミナカの声の震えに表情が崩れそうになる。]
って、待て。近い近い。
[急に唇を舐められ思わず仰け反る。
本当に彼は仔犬のようだ。 ミナカは大の男のように見えるが、匂いが、本能がこれは庇護すべき仔だと教える。 だから拒絶するのもどうかと思い、唇は舐めさせないように避けつつミナカの頭をぎこちない手つきで撫でた。
そういえば狼は雄も子育てに参加すると聞いたな、と遠い昔のことを思い出す。]
(*25) 2014/12/12(Fri) 00時頃
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/*>>魔術師噛み<<
(-85) 2014/12/12(Fri) 00時頃
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/*ギリーは狂人だから噛みじゃないや (´・_・`)
(-86) 2014/12/12(Fri) 00時頃
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/*すっかり仔狼じゃなくて仔犬扱いされてるミナカ。 私が原因ですね。ご、ごめん。
(-88) 2014/12/12(Fri) 00時頃
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ふむ……そうか。そうだな。 何もなければ、下手人を殺した後に ピタリと被害が止めばいいわけだ。
[ミナカの言葉に道化はそれで決まりだと言わんばかりに首肯した。**]
(157) 2014/12/12(Fri) 00時頃
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/*ミナカの方が背が高いんだろうな。
(-90) 2014/12/12(Fri) 00時頃
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/*唇一回は舐められたのは確定だと思ってた!
(-98) 2014/12/12(Fri) 08時頃
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む……
[ミナカの礼にどう答えていいか分からず視線をうろうろとさせる。
私は誰をも信用したことはなかった。 強いて言えばギリーだけが心の許せる相手だった。
恐怖で結びつけられた船員たちとの関係は、いつか捨てられるのではないかいつか裏切られるのではないかと疑い合う関係で。 互いに隙を見せないことで保たれる関係だ。
だから……可哀想な仔犬の泣き聲を聴いた時、 むしろ仲間になりたいと思ったのは私の方だった。 いや、それともミナカをこの船に乗せた瞬間からか……?]
(*32) 2014/12/12(Fri) 08時半頃
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……。
[自分に撫でられて目を細めるミナカをじっと見つめる。 今までよほど寂しい思いをしてきた仔犬なのだろう。 私はミナカを抱き寄せるとその背中を優しくぽんぽんと撫でた。]
私は、母も父も私が幼い頃に死んでしまったから 父性だとか母性だとかいうものはよく分からないが…
[不器用ながらもミナカのことを慰めたかった。 狼なのだし先程のように唇を舐めるようなスキンシップが妥当なのだろうかと真面目に検討する。
牢の血生臭さに満たされた鼻先には、まだ人が人を殺す上層の惨劇は伝わって来なかった。]
(*33) 2014/12/12(Fri) 08時半頃
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さて、こんなところだろう。 上に戻るかミナカ。
[これ以上死体を眺めていたところで思いつく物はないだろうと道化は提案する。]
どんな武器に依る被害かと問われれば、 牙に依るものだと答えることになるな。
[道化自身は人狼がどうのという騒ぎが大きくなるのは好んでいないようだったが、無駄に嘘をつくのも良く内と思っているようだった。]
行くぞ。
[犬に呼びかけるような軽い調子で船医に命ずると、道化は先に階段を上がっていった。*]
(185) 2014/12/12(Fri) 11時頃
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/* 今更だけど、こんなに母せ…父性愛が強いなら狂人でもやっていけたな。
(-101) 2014/12/12(Fri) 11時頃
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む……何事だ。
[階段を上がって異変を嗅ぎ分けた道化は第二甲板へと向かう。そして惨事を目の当たりにして溜息をついた。]
堪え性のない奴らだ。
[その時、甲板の方からも銃声が響く。>>183]
ああ、怪我人は医務室に。 死人は…あそこはもう血塗れだからいいだろう、 牢の辺りにでもほっぽっておけ。
[取り敢えず事態を纏めるかのように道化は命令を下した。]
(186) 2014/12/12(Fri) 12時頃
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Quand le vin tiré, il faut le boire.
[無意識にマザータングを頭の中で紡いだ。]
ワインを抜いたら、飲まなければならない。 そういうことなのか……?
[仔犬を護りたければ犠牲にしなければならないものは多いのかもしれないということを私は予感し始めていた。]
(*34) 2014/12/12(Fri) 12時頃
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嗚呼、これはもう治すだけ無駄だな…。
[道化は背を突き刺された船員>>178に近寄り傷の具合を一瞥して呟く。 それから、いつの間にか抜き去っていた左手のカトラスでその船員の喉を一閃し、天の国に送ってやった。*]
(187) 2014/12/12(Fri) 12時半頃
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こいつの名前はドジスンだったか…美味しそうだ。
[先ほど覚えた肉の味を思い出し密かに唾を呑む。*]
(*35) 2014/12/12(Fri) 12時半頃
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