47 Gambit on board
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>>335
……いえ、 その日に伴侶を失いました。
[返す言葉は抑制の効いたそれ、声音には何も篭らない 貴族と付き合いのある家であれば、 ハミルトン家の家督が譲られた話は当時それなりに耳にしたことだろう]
――ユ・シハ師団長ともお約束があるのでしょう。 飲酒は、そろそろ切り上げたほうがよろしいのでは?
機会があれば、また紅茶でもお淹れいたします。
[促す言葉は、かつてのそれと同じものだっただろう。 切り上げるのを見届ける意思は、言葉端から滲んでいた]
(342) 2011/03/22(Tue) 20時半頃
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>>348 [紅茶の話には、おや、とばかりに紫眼が瞬く]
……そうだったのですか。 元より、好まれていたのだとばかり。
[ややおぼつかぬ足取りに一度手は伸びかけたが、 案じすぎることも一軍人に対し失礼であろう、飲みすぎを諌める言葉も出てこなかった。気にかけられていたことを思えば、ただ頭が下がる]
ありがとうございました。 それでは、私は一度、師団館へと戻ります。 くれぐれも、足元にはお気をつけて。
[城へと戻る背中を見届ける、その背の広さは昔と変わらぬままであっただろうか。朝の涼やかな空気に、常よりいっそ背筋を伸ばした]
(350) 2011/03/22(Tue) 22時頃
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ディーンは、城下を歩いていれば、男女の話声が聞こえた気がした。
2011/03/22(Tue) 22時頃
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―城下― [早朝の城下を歩けば、何処かより覚えのある声が耳に届いた。 真っ直ぐに戻ろうとした道のり、路地を一つ覗く]
[広がる光景に、咳払いをひとつ]
――通信機ひとつとはいえ、それは機密を伴うもの。
師団長たる心得の元、 行動には慎重を心がけていただきたい。
[ガーランド、エンライ。2人の師団長に交互に目を向ける。 男はもとより親しみのある、という人柄でもなければ、 年若い師団長たちとは、私的な交流などあるはずもない。
いわゆる規律にうるさいのは常のこととはいえ、 果たしてどう取られるか。ただ、言うべきことだけを告げて]
(361) 2011/03/22(Tue) 22時半頃
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/* なんていうばっどたいみんぐ…! お姫様抱っこ邪魔した ノノ
(-148) 2011/03/22(Tue) 22時半頃
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[>>366 差し伸べられた腕は、 無論、それが目に付いていれば眉間の皺が増えたに違いないが、 男の視界は運良くさえぎられていたようだ]
……壊れたのか。 いや、破壊云々ではなく通信機を投げる、 という行為が問題だと言っている。
[ゲイルを庇うようなナユタの言葉に、 結局は眉間の皺が狭まった]
ガーランド師団長、先達として、 エンライ師団長の手本となるように振舞いたまえ。 女性であるからといって、甘えがあるようでは困る。
[あからさまに性差を理由にする言葉に、ゲイルの反応はどうであったか。]
(370) 2011/03/22(Tue) 22時半頃
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[舌を出されていたことなど当然知る由もなかったが、 ゲイルの敬礼の後、流れる言葉には異論のはずもなく]
修理については是非そのようにしてくれたまえ。
このような折だ、 常に危急の事態に備えるように。
[ガーランド家の末娘、前第7師団長がその負けん気の強さを零した言葉は、幾度か耳にしたことがある。いわゆる嫁の貰い手うんぬんの話であった気もしたが、その辺りは聞かなかったことするくらいの礼節は一応心得てはいる。
そのようなじゃじゃ馬に対して己の告げた言葉は、 凡そ、反発を生むものであろうことも、想定のうちではあったが。]
(373) 2011/03/22(Tue) 23時頃
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[気にした風のない様子には、少しばかり眉根のあがる。 前第7師団長の評は身贔屓とは逆であったか、と]
このような折に気が緩むとは、 なかなか肝が据わっているようだな。
なるほど、前第7師団長が難儀するのも道理だな。
[聞く者によっては嫌味としか取れぬ言葉だが、 男にとっては至極素直な評価であった。]
さて、指導うんぬんが本心であれば、 まずは盗み、習えばよろしかろう、注意とはする相手の時間も奪うものと心得られよ。
……とはいえ、酒精を漂わせてはその言葉には説得力がないな。 次の会議までには、どうにかしてきたまえ。 [典雅な礼は当然のものと受け止めれば、 言うべきことは言ったとばかりに、きびすを返しかけ]
(384) 2011/03/22(Tue) 23時頃
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[>>380 ナユタが明確にゲイルを庇う様子には、 ゆるり、と眼差しを向ける]
エンライ師団長。 理由ではなく、行為そのものが問題だと私は言っている。 [手本、という言葉にはひとつ息を吐き]
では、君がそのようにガーランド師団長を、 無闇に庇おうとするのは、彼女の手本の成果かね?
[年若い師団長に、向ける言葉は冷たくも感じられただろう]
(386) 2011/03/22(Tue) 23時半頃
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ディーンは、ゲイルとナユタの視線あれこれには、ひとつ咳払い。
2011/03/22(Tue) 23時半頃
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[ゲイルのいささかな大仰な言葉にひとつ、うなづきを返し。 胸を撫で下ろしかけた様子は黙認していたのだが、]
なるほど、無闇の基準は個人的によって異なるな。 では、言い方を変えよう。
まず、彼女の今の行動は先達の手本として相応しくない。 そして、君の発言は責任の所在を不明瞭にするものであり、 彼女が手本であるとしたら、それは彼女の監督問題にもなる、ということだ。 [年若い師団長から向けられる言葉は、 軍属らしくない率直さで、……多少の幼さもまた感じたか] それに疑問があるというのなら、 まずは師団長としての在り方を覚えたまえ。 現場で君が預かるのは、じゃじゃ馬一人とは異なるのだからな。
[抑揚のない言葉は常と変わらず、ナユタを一度ゆっくりと見やれば改めてその場から背を向けた]
(406) 2011/03/23(Wed) 00時頃
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[背を向ける前に、一度言葉は投げられて]
ご理解いただけたのなら、よろしい。 同輩として、諸君らの精進に期待している。
[前師団長の戦死により慌しく任を受け継いだ年若い師団長の姿に、眼差しは狭まった。どのような経緯であろうと、任についた以上はその責務を求められる。若い者にことさら厳しく、というのはそれこそ時代遅れ、と言えるかもしれないが。 文字通り飴を口につっこむ存在は他にもいるのだ。
振り返らずに、第二師団館へと足を返した]
(426) 2011/03/23(Wed) 01時頃
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―朝/第二師団館― [そして私室へ戻れば、しばし短い睡眠を取った。 常であればまず体を動かした後、汗を流すのだが、まず身支度を整える。 留守の間に軍役代納金の処理が持ち込まれたらしい。 苦い表情で書類を片付けていれば、副官の来訪に扉に顔を向ける]
城壁の点検は手配できているな。 今日中に済ませておくように。
[副官のセシルも、本来ならば近衛か軍楽隊にでも所属すべき人材だ。無論、他の師団員とかわらず家柄もいい。そうでなければ、上に立てないのが第二師団という場であった。 イワノフに告げかけた言葉を思い出し、また眉間の皺を深める。]
私は、今日からは概ね城内にあることになるだろう。 滞り支障ある処理は、君に預ける。 手に余るものであれば、連絡を。
[書面を預けて外へとでれば、師団館の中庭で、基礎鍛錬を一通りこなす男の姿が在った]
(428) 2011/03/23(Wed) 01時頃
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